2017年10月31日火曜日

比叡山登山に行ってきた【小4の娘と小1の息子とともに】

 小4の娘と小1の息子と妻と私の一家四人で、比叡山を登った。10月9日(月・祝)の体育の日、天候は晴れ。登山にはふさわしい日だ。体を動かすのが好きではない娘はかなり嫌がったのだが、無理矢理連れていった(笑)。

 今回登るのは、坂本側からのルートだ。まずは湖西線の比叡山坂本駅からケーブルの坂本駅を目指す。入り口が分かりにくく、いちど行き過ぎてしまったが、無事に到着。

まずはケーブル坂本を目指す

 そこから登山道への入り口が、これまた分かりにくかった。ケーブルの駅の50 mほど手前の分岐を、下に降りていかなければならない。ケーブルの下をくぐると、あとは1本道だ。

ケーブル坂本の下の道を行かねばならない

ケーブルをくぐる

登山客はちらちらといったところ。家族連れはわれわれだけで、中高年のグループが多かった。

序盤は階段

 途中に「入り口」と書かれた木の扉があり、それをくぐると、だんだん登山道らしくなっていく。とはいえそれほど険しいところはなく、小1の息子でも十分に登れる程度だ。

木の扉。「入り口」と書かれている

だんだん登山らしくなってきた

 しばらくすると、娘がだんだんと遅れていく…。

遅れ出す娘

最初はそれに付き合っていた妻も、しびれを切らして娘より前に。

妻も娘の前に

 後で娘に聞くと
「疲れたのではなく、なかなか着かないことにムカついていた」
とのこと…。もちろん
「そんなことでみんなを待たせるな」
とこっぴどく叱られた。

 2時間ほどで、最初の目的地、東塔(とうどう)エリアへ到着。まだゴールではないと聞くと「え~~っ」とブーイングが。

東塔エリアへ到着

 ここからさらに1時間ほど山道を歩く。途中にはこんな見晴らしのよいところも。眼下に広がるのは、おそらく京都の八瀬・大原だろう。

八瀬・大原が見渡せる

 いよいよ山頂エリアへ。ここまで来れば、あとひと息だ。ガーデンミュージアムの入り口を通り過ぎ、山頂を目指す。
 ついに山頂である大比叡(848 m)に到着。達成感が心地よい(娘を除く)。ただし、眺めがよくなかったのは、少し残念だった。

ついに頂上へ!

 ガーデンミュージアム入り口近くの山田商店でソフトクリームを食べて、少し休憩した後、来た道を戻り、再び東塔エリアへ。昼食は鶴喜そば。体を動かした後のご飯は美味しい。ただし、この店はセルフサービスで席がなかなか確保できないので、混む時間は注意が必要だ。
 帰りは誘惑に負けてケーブルで下山した。日本一長い坂本ケーブルに乗るのもよい経験ということにしておきたい。坂本ケーブルは1927年に敷設された、現在でも日本最長のケーブルなのだそうだ。敷設当時は、超最先端技術の結集だったのだろう。

日本最長の坂本ケーブル

ケーブルの切符

 秋晴れの一日で、気持ちよく登山ができた。比叡山は2~3時間で登り切れて、山頂にお店やお寺もあるし、ファミリーにお勧めだ。普通の体力があれば、小学校低学年でも余裕を持って登り切れるだろう。

ケーブル駅から。びわ湖大橋やわが家も見える

 たまには登山もいいね。次は来春に蓬莱山を登りにいこう。娘はとても嫌がってますが…。

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【お父さんの週末料理】2017年10月28・29日~今季初の鍋~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小4)、息子(小1)の4人である。

 今週末も雨で、息子の野球はまたも中止。

 10月28日(土) 
昼は娘が、夜は妻が不在だった。

◆昼ご飯◆
 娘が小学校の体験学習(お泊まり)で不在だったので、豚キムチを作った。娘がピリ辛系が苦手なのだ。しかし、息子にとっても辛かった。ちょっとピリ辛にしすぎたかもしれない。すみません。
 他はサラダ、鶏ガラスープ、カボチャの煮物、鶏レバーの煮物、五穀米。息子はレバーが苦手なのだが、頑張って食べている。

豚キムチ。子どもにはちょっと辛すぎた

◆晩ご飯◆
 妻は職場の仲間と外食のため不在。「今週の魚」第一弾は鯛。中サイズの立派な鯛が1匹680円。2枚に下ろしてあら炊きにした。塩焼き好きの娘と息子も「美味しい」と合格点。でも「次は塩焼きがいい」のだそうだ。
 他はサラダ、鶏ガラスープ、カボチャの煮物、鶏レバーの煮物、ゴボウサラダ、五穀米。久しぶりにゴボウサラダを作ったら、子どもたちが喜んだ。

鯛のあら炊き。例によって娘は頭をほじほじ食べ尽くした

 10月29日(日) 

◆昼ご飯◆
 「今週の魚」第二弾はカマス。1匹約100円のお買い得品を、ひとり1匹ずつ食べた。息子もほぼ自力で食べられるようになってきた。旬なのか、ホロホロで美味しかった。
 他はサラダ、鶏ガラスープ、カボチャの煮物、鶏レバーの煮物、ゴボウサラダ、鯛あらの煮汁のゼリー、五穀米。カボチャとレバーとゴボウは食べ尽くした。

カマスの塩焼き。ほろほろで美味

ゴボウサラダなど。左下は鯛あらの煮汁のゼリー

◆晩ご飯◆
 今季初の鍋。前の日に作った鶏ガラスープと、昆布・煮干しだしのスープをミックスし、オーソドックスに醤油味にした。メインの具は鶏団子。余るかなあと思ったら、あっさり平らげた。もち巾着やエビ団子も堪能。最後はマロニーで締めた。これからの季節、鍋に限りますなあ。

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2017年10月29日日曜日

【中央競馬予想の回顧】天皇賞・秋、スワンS、アルテミスS(2017)

 今週は天皇賞・秋。見たことのないような不良馬場で行われた。
 ◎ステファノスは10番人気。ここまで人気がないとは思わなかった。しかし、連複ではわりに売れていたようだ。
 レースは後方から進め、直線では馬場の半ばを一瞬伸びかけたが、坂で止まって10着まで。馬場が合わなかったか。
 勝ったのはキタサンブラック。序盤で中団にいたときには「ないな」と思ったのだが、4コーナーは内を回して直線で外に持ち出すというコース取りで見事に1着。武豊騎手の好騎乗も光ったが、それに応えた馬もさすがだった。脱帽。

 土曜はスワンS。
 ◎ビップライブリーも、思いのほか低い、9番人気。馬券はワイドで勝負。
 レースは枠なりに内を進み、直線では外へ。1、2着馬に食らいついて3着をキープしていたのだが、最後にかわされてクビ差の3着。2着のヒルノデイバローも押さえていたので惜しかった。
 勝ったのはサングレーザー。馬場の真ん中を抜け出して、粘る2着馬を捉えたところがゴール。マイルCSでも勝負になりそうだ。

 東京ではアルテミスS。
 ◎ウラヌスチャームは、後方からそれなりに伸びたが10着に敗退。前に行った馬の競馬になってしまった。
 勝ったのはラッキーライラック。好位から抜け出した。

 今週は3戦0勝。他もいまいちでトータルはマイナス。来週から開催も変わるし、気分一新といきたい。

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2017年10月28日土曜日

【中央競馬予想と与太話】天皇賞・秋(2017)~年間最多重賞勝利~

 今週は天皇賞・秋。台風が接近中でかなりの降雨が見込まれる。馬場状態を見極めて予想する必要がありそうだ。
 このレースが重馬場以上で行われたのはいつだったか調べてみると…2000、2001年と2年連続で重馬場で行われたのが直近のようだ。
 2000年の勝ち馬はテイエムオペラオー。この年の古馬中長距離GIをすべて勝ったうちの一つがこのレースだった。この年、テイエムオペラオーは、和田騎手を背に京都記念から有馬記念まで、GI五つを含む重賞を8連勝。年間の重賞勝利数、獲得賞金ともにトップの数字だろう。現在は天皇賞・春を避けたり、海外遠征に行ったりする馬が増えたので、この記録が破られることは、もうないかもしれない。
 なお、テイエムオペラオーの生涯獲得賞金、18億3518万円は現在も日本の競走馬のトップの記録である。

 レースにいってみたい。
 府中の2000 mは内枠有利が定説だが、泥んこ馬場になると、むしろ外枠が有利になる可能性も。このあたりの読みが難しい。
 本命は◎ステファノス。一昨年2着、昨年3着の馬が軽視されている。前走も、勝ち馬に内をすくわれたが、早めに動いて強い内容だった。もう6歳だから、GIを取るならここが最後のチャンスとばかり、藤原師もメイチに仕上げてきたはず。渋った馬場もあいそう。
 推奨穴馬は馬場が悪化したときのディサイファ。道悪は歓迎。

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2017年10月27日金曜日

【中央競馬予想と与太話】スワンS、アルテミスS(2017)~藤沢厩舎の初重賞~

 今週末もまた雨。馬場状態も考えた予想が必要となりそうだ。中央競馬は今週で京都・東京開催が折り返し。だんだんと年の瀬が近づいてきた。

 そんな土曜の京都メインにはスワンステークスが、東京メインにはアルテミスステークスが組まれている。
 スワンSは、長い間、本番のマイルCSに結びつかなかった。しかし近年は傾向が変わり、2012年から2015年まで、4年連続で連対馬を送り込んだ。今年はどうだろうか。

 スワンSが重馬場以上で行われたのはいつ以来か調べてみたところ、2005年が直近のようだ。このときはコスモサンビームが穴を開けた。その前は、1993年までさかのぼる。この季節の馬場悪化は珍しいということなのだろう。
 その1993年の勝ち馬がシンコウラブリイ。藤沢厩舎がはじめて重賞を勝った馬だ。通算成績は15戦10勝。今でいう5歳の秋に、毎日王冠とこのレースを連覇。その勢いのままにマイルCSも制して引退した。
 女傑と呼ぶにふさわしいマル外の良血牝馬で、いまは見なくなった「シンコウ」の冠名を広めた馬だった。産駒がいまいち走らなかったのは残念。子孫から大物が出てほしいものだ。

 レースにいってみたい。
 上にも書いたように、天気は下り坂。先週もかなり降ったし、午後はかなり馬場が悪化しそうだ。それもふまえて、本命は◎ビップライブリー。京都の1400 mは内枠の先行馬が有利。馬場が渋っても大丈夫。好位から内を抜けてほしい。同厩のキタサンブラックの露払いとなるか。
 推奨穴馬はムーンクレスト。外枠は誤算だが、道悪は鬼かも。

 アルテミスSは地方馬を除くとすべて1勝馬。どこからでも入れそうだ。本命は◎ウラヌスチャーム。前走は32.0秒というとんでもない上がりで差しきった。もう一丁。

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2017年10月24日火曜日

【お父さんの週末料理】2017年10月21・22日~台風の週末~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小4)、息子(小1)の4人である。

 台風で予定がすべて消えてしまった週末だった。

 10月21日(土) 

◆昼ご飯◆
 (結果的には中止になったが)息子が午前、午後ともに用事があったため、ササッと作れてササッと食べられるレトルト大会。息子と私はカレーを、辛いのが苦手な娘は中華丼をチョイス。健康志向に傾いている妻は、娘と息子から少しずつ分けてもらうという小食モード。健康を害さない程度にやってください。
 他はサラダ、カボチャの煮物、鶏レバーの煮物。

レトルトカレー。手軽で美味しい

◆晩ご飯◆
 「今週の魚」第一弾は鯖。今週もみんなのきょうの料理から、さばなすを作った。手軽に美味しくできたが、子どもたちは「塩焼きのほうがいいなあ」だそうだ。どんだけ塩焼き好きやねん。
 他はサラダ、中華風スープ、冷やしなすのごまソース、カボチャの煮物、鶏レバーの煮物、白ご飯。冷やしなすのごまソースもみんなのきょうの料理のレシピ。簡単にできて、美味。この時期の作り置きメニューに最適だ。ただし、ごまソースはごまドレで代用した。

さばなす。旬の物の組合わせだ

 10月22日(日) 

◆昼ご飯◆
 「今週の魚」第2弾はサンマ。芸がないと思いつつ、ついつい買ってしまう。3匹を4人で分けた。息子もほぼ一人で食べられるようになってきた。
 他はサラダ、中華風スープ、冷やしなすのごまソース、カボチャの煮物、鶏レバーの煮物、白ご飯。カボチャの煮物は、そぼろ餡したら息子がたいそう気に入った。娘は「お肉は美味しい」だそうだ…。

サンマ。ついつい買ってしまう

カボチャの煮物のそぼろ餡。息子がたいそう気に入った

◆晩ご飯◆
 またまた、みんなのきょうの料理から、豚肉とれんこんの炒め煮。倍量の肉を使った(ナスは少なめ)のでたくさん余ると思ったら、8割方食べ尽くしてしまった。息子は、肉と魚では食べるスピードが5倍ほど違う(当社比)。
 他はサラダ、中華風スープ、鶏レバーの煮物、白ご飯。

豚肉とれんこんの炒め煮

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【書評】古内一絵『風の向こうへ駆け抜けろ』(小学館文庫)

ベタなところがいい


 ぶっちゃけ、ベタなストーリー。でも、そこがいい。昭和の香りの漂う、青春スポーツ小説だ。
 やる気のない厩舎スタッフや、有力馬主の嫌がらせなど、「分かりやすっ」という障壁に立ち向かう新人女性騎手が主人公。しかし、彼女のひたむきさが仲間のやる気を呼び起こし、厩舎は一丸に。そこに一頭の馬も加わり、みんなが一体となって障壁を乗り越えていき、最後には…という、ひと昔前のスポ根マンガのようなストーリーだ。でも、それがいい。
 主人公のひたむきさには、ついつい肩入れしたくなる。しかし、主人公を女性としてではなく、娘として見てしまうのが少し残念だ…。

 最近、本書のような「ベタ」なストーリーが復活しているような気がする。「アルプスの少女ハイジ」に代表される(?)、「理不尽な障壁をひたむきに、まっすぐ乗り越える」的な昭和風の話が増えているように思うのだ。
 好景気と言われるのに、それが実感できない。そんな閉塞感が、こういう昭和の香りのストーリーを求めさせるのかもしれない。

《あらすじ》
 主人公は地方競馬の新人女性騎手、瑞穂。配属されたのは、全く人気のない競馬場の、全くやる気のない厩舎。調教師もスタッフも、なんの覇気もない。そんなどん底の環境で騎手生活がスタートする。さらには有力馬主の陰湿な嫌がらせにあってしまう。
 そんな状況の下、ついに動いたのがボスの調教師。女性騎手のひたむきさが仲間を動かし、厩舎が一丸となり始める。そこへ加わった競走馬とともに、みんなで障壁を乗り越えていく。そして、ついには中央競馬(JRA)のレースにも出走。その結果やいかに。



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【読書メモ】川島誠『800』(角川文庫)

 陸上競技をテーマにした作品はたくさんあるが、Two Lap Runnerを主人公に据えたものは珍しい。Two Lap Runnerとは、トラックを2周するランナー、すなわち800 mの陸上選手のことだ。  2人のTwo Lap Runnersが主人公。1人は湘南の海辺に住む、...