3日間開催最終日は京都大賞典が組まれている。
昔は横綱級の馬が秋の始動戦として出走し、七分の仕上げであっさり楽勝というレースだった。典型例は1991年。このときの横綱はメジロマックイーン。この時点ですでに菊花賞と天皇賞・春と二つのGIレースを勝っていた。
「この馬にはかなわん」
と思ったのか、7頭立ての少頭数。メジロマックイーンの単勝は、なんと1.1倍。重賞ではなかなか見られない数字だ。レースでも人気にふさわしい勝ちっぷりで、2着に3馬身半差をつけた。
その次走の天皇賞・秋でも、圧倒的人気を集めて1着でゴールしたのだが、なんと降着に。いまでも物議を醸しているレースだ。
レースにいってみたい。
メジロマックイーン級の馬こそいないが、それなりのメンバーと言ってよいだろう。本命はスマートレイアー。7歳の牝馬だが、今年も牡馬混合のGIIで2回も2着に入るなど、まだまだ元気。若い頃よりも円熟味を増している印象さえある。メジロマックイーンの主戦、武豊騎手の手綱捌きにも期待したい。
推奨穴馬は、こちらも牝馬のマキシマムドパリ。走るときと、そうでないときの差が大きい馬。走るときなら。
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