短編でも切れ味はそのまま
表題作を含む7編が収められた短編集。宮部氏の短編集は初めて読んだ。
各話とも少しオカルトな設定。少々ブラックでシニカルなオチの作品が多く
「うへっ、そう終わるか」
という読後感だ。長編で見せる研ぎ澄まされた切れ味は、短編でも衰えない。
最も恐ろしいのは『混線』という作品。こういうホラーな話も書けるところは、さすが宮部氏だ。寝る前に読むなら、トイレを済ませておくことを勧めておく。
楽天ブックス
|
にほんブログ村
楽天ブックス
|
陸上競技をテーマにした作品はたくさんあるが、Two Lap Runnerを主人公に据えたものは珍しい。Two Lap Runnerとは、トラックを2周するランナー、すなわち800 mの陸上選手のことだ。 2人のTwo Lap Runnersが主人公。1人は湘南の海辺に住む、...
0 件のコメント:
コメントを投稿