2016年7月17日日曜日

【書評】東野圭吾『美しき凶器』(光文社文庫)

今回のテーマはドーピング


 最近、妻が図書館で東野氏の昔の作品を借りてくる。そのうちの一冊。
 テーマは東野氏の得意分野の一つであるスポーツ。しかし本作は特定の種目を扱ったものではない。今回の主題はドーピングである。
 ドーピングによって栄誉と名声を得た複数の選手が、ドーピングによって作られたモンスターに追いかけられる。追いつ追われつの攻防がスリル満点なのは当たり前。それに加えて、モンスターの正体、ドーピングの謎が絡み合い、あっという間にラストへ。最後は東野氏お得意のどんでん返しに、またしてもKO。毎度ご馳走様でした。




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