2015年10月31日土曜日

【予想と与太話】天皇賞・秋、カシオペアS(2015)~CMに取り上げてほしかった馬~

 今週は天皇賞・秋。意外にも、古馬の2000 mのGIはこのレースのみ。スピードとスタミナの両方を要求されるレースであり、歴代の勝ち馬もそうそうたるメンバー。そういう意味ではもう一つくらいこの距離のGIがあってもよいのだろうが、天皇賞・春の距離短縮だけはご勘弁を…。

 JRAのCMでは、シンザンから始まって過去の勝ち馬が何頭かピックアップされているが、その中にスペシャルウィークが入っていないのは残念だ。武豊騎手を背に「もう終わった」という下馬評をあざ笑うかのように、豪快に差しきったのだった。それが、もう16年も前のこととは、時の経つのは早いですなあ…。

 レースにいってみたい。
 東京2000 mのフルゲートで外枠に入っては厳しい。7、8枠は黙って消す。
 本命は◎ラブリーデイ。今年に入ってからの充実ぶりは周知の通り。今年、すでに重賞を5勝。宝塚記念でGI馬となり、京都大賞典では2400 mも克服。控えてよし、差してよしの安定ぶりは軸馬にピッタリだ。京都大賞典組の成績がいまいちなのが心配だが、それは京都大賞典に強い馬が出ていなかったからということにしておきたい。一つ外に逃げるであろうエイシンヒカリがいるので、それをうまく先に行かせて、ぴたっとマークしたいところ。
 推奨穴馬はアンビシャス…と思っていたら、現在のところ、驚きの4番人気。ガッツリと単勝を勝った人がいるのだろうか。

 京都のメインはカシオペアS。
 本命は◎トーセンスターダム。天皇賞のほうに出ていなければならない馬だが、近走の成績ではこちらに回らざるをえなかったか。得意の距離、コースで復活。

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2015年10月30日金曜日

【予想と与太話】スワンS、アルテミスS(2015)~月の女神の恋物語~

 秋晴れの気持ちよい天気が続く。馬券も当てて、さらにスカッとしたいところだ。

 そんな土曜の京都メインはスワンステークス、東京メインはアルテミスステークスである。
 アルテミスとはギリシャ神話の月の女神。今年の2月に子どもたちと科学館にいったときに見たプラネタリウムが、このアルテミスの恋物語だった。アルテミスは人間であるオリオンに恋をするのだが…というストーリー。ケントク買いをする人は、オリオンSとの関連を調べてみるのも面白いかもしれない。


 レースにいってみたい。アルテミスSは今回で4回目のまだ若い重賞。過去3回はいずれも1番または2番人気が連対しており、まずまず平穏に収まっている。
 という前振りを無視して、本命は◎ウインファビラス。3~5番人気あたりになりそうだ。前走は未勝利勝ち直後の重賞挑戦で、2着に健闘した。1着の怪物候補にはちぎられたが、3着に0.3秒差なら上出来。東京1600 mはスタミナも要求されるコース。1800 mで勝鞍があり、ステイゴールドを父に持つこの馬に期待したい。
 推奨穴馬はウインクルサルーテ。ウイン丼がないか。

 スワンSは◎アルビアーノが本命。前走は7着とはいえ1着と0.1秒差。52 kgはいかにも有利。輸送さえこなせば。

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2015年10月28日水曜日

【映画評】『シェフ 三ツ星フードトラック始めました

空腹時に観るべからず


 主人公は高級フレンチレストランの雇われシェフ。腕は一流なのだが、素行に問題あり。その性格が災いして店を辞めることになった。
 ありがちなストーリーなのだが、もうこの時点で私は釘付け。なにに釘付けって、それは料理だ。作品中に出てくる料理の美味そうなこと。新メニューの試作品、彼女との夜食に作ったパスタなどなど、随所に料理シーンが出てきて、それがすべてよだれタラタラなのだ。
 また、料理の完成品だけが出てくるのではなく、その調理過程も映像化されているところがミソ。ハーブを刻み、超高速で野菜を切り、豪快にスパイスを振ってソテー、などというシーンがいいタイミングで現れるのだ。料理好きの私はおおいに刺激された。さっそく超高速野菜切りの練習を始めようと思う。

 後半は、店を辞めたシェフが、フードトラックを手に入れて息子とともにアメリカを横断する。
「自分の作りたいものを作る」
という料理人としての喜びと、疎遠だった息子との関係が、この旅によって復活していく。よくある話だが、そこがいいのだ。シェフが元気を取り戻し、その息子が生き生きとしてくるのを観ていると、こちらまで元気が出てくる。ご馳走様でした。

 一つ残念だったのは、フードトラックで供される料理がサンドイッチだったこと。それまで一流高級フレンチレストランのシェフだった人が、こういう料理で満足できるのだろうか。たとえていうなら、一流和食の板前がタコ焼き屋を始めるようなものだ。ちょっと違和感を覚えた。フードトラックで絶品コース料理を提供するなんていう展開でもよかったような。
 これも素人の戯れ言なのかもしれない。単純な料理だからこそ、成り立つのだろう。

 繰り返すが、料理のシーンには圧倒された。今週末は、家族にどんな料理を作ろうか。




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小2の娘と年中組の息子の運動会(2015)~お弁当にやられた?~

 今年も、子どもたちの運動会が終了した。娘の運動会は9月末に、息子のは10月半ばにあった。

【小学校の運動会】
 まずは娘の運動会。9月に行われたので、準備期間は1カ月弱だ。短い間に、頑張って練習を重ねていた。
 昨年は土曜だったのだが、今年はそれ以前と同様に平日に戻ってしまった。どういう理由で平日に戻ってしまったのかはよく分からない。というわけで私は欠席。妻が仕事を休んで見に行ってくれた。
 まずは50 m走。事前に、同じ組に足の速い男子がいると聞いていたのでそれほど期待していなかったのだが、意外に頑張り、混戦の2位争いに持ち込んだようだ。よく頑張りました。


 その後はリレー、大玉転がしなどに出場。沖縄の「ちゃーびらさい」の音楽にのせたダンスも披露して無事に終了。


 娘の小学校では縦割りでチームを組み、四つに分かれて優勝を争ったが、娘の黄色チームは残念ながら3位だったそうだ。結果はともかく、張り切って参加したのは何より。来年は中学年(はやっ)なので、かかわり方も深くなるのだろう。

 しかし小学生になると、運動会をはじめとする学校行事は、親に見せるものではなく、子どもたち自身のものになっていく。おそらく来年あたりからは
「もう見にこんといて。なんか恥ずかしい」
などと言い出すかもしれない。

【保育園の運動会】
 その半月後には息子の運動会。こちらは保育園なので、まだ発表会的な雰囲気が濃い。
 最初の演目に、年中組のかけっこがあった。同じ組に足の速い子がいると聞いていたので、どんなもんだろうと思って見ていたら、スタートで出遅れ…。周りの様子を見てからスタートを切るので、一歩遅れるのだ。
「よーいどん、まではスタートしてはいけませんよ」
という先生の教えを忠実に守っているらしい。ちょっと周りの目を気にしすぎで、草食系な感じがしなくもないが、悪いことではない。ズルして1位になってもアカンもんな。


 そして昼食。こちらは小学校とは違い、子どもは親と一緒にお弁当を食べる。当日は、妻が精魂込めて5人分(おばあちゃんとお姉ちゃんも見に来た)のお弁当を作ってくれた。


見た目も、味もグー。しかし、あまりの美味しさに息子が食べ過ぎてしまったようで、午後はずっとお腹が重かったようだ。美味しすぎるお弁当も考えものだ(w)。

 午後はリレーとダンスに登場。リレーは二人一組で金魚を運ぶレースだったのだが、ペアの子が遅いと文句を言っていた。ペアの子は、遅いというよりも、楽しくなりすぎて競争に集中できないタイプのようだ。まだ5歳、いろんなタイプの子がいますな。


 来年はもう保育園では最後の運動会(はやっ)。どんな姿を見せてくれるのだろうか。

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2015年10月26日月曜日

【お父さんの週末料理】2015年10月24・25日

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代前半)、母(年齢非公表)、娘(小2)、息子(年中組)の4人である。なお、朝ご飯は妻が早起きして作ってくれている。

 出張やら運動会やらで久々になってしまった。今週は外食はなく4食分。

 10月24日(土) 

◆昼ご飯◆
 午後に用事があるというので、さくさく食べられるピザ。京都伊勢丹のイタリアンフェアで買った冷凍ピザだ。1枚約1000円と、冷凍のわりには高価。「半解凍して高温で一気に焼き上げろ」と、焼き方にもうるさい。
 揚げ物はスーパーの総菜。サラダはキュウリや白菜などに葛きりを加えたものに、かぼすで作った自家製ドレッシングを和えた。
 今週の作り置きメニューはイカと里芋の煮物。

<ピザ>
<揚げ物>
 フライドチキン×2、アジフライ、白身魚のフライを4人で分けた。
<サラダ>
<スープ>
<イカと里芋の煮物>
―評 価―
 ピザは瞬殺。このキノコ(ポルチーニ)いまいち~」と言いつつ、ガツガツ食べた。揚げ物ももちろん好評。もくろみ通り、ささっと平らげた。

サラダ


◆晩ご飯◆
 息子が選んだ「今週の魚」はサバ。スーパーに行く前から「今日はサバにする~」と言っていたら、美味しそうなサバが並んでいた。2枚に下ろしてもらい、小麦粉を振って揚げ焼きにした。
 ゴボウサラダは、意外にいつも好評のメニュー。とろろは娘の大好物だが、息子はNG。

<サバの揚げ焼き>
<ハマチの刺身>
<サラダ>
<スープ>
<ゴボウサラダ>
<白ご飯>
<とろろ汁>

晩ご飯

ゴボウサラダ

―評 価―
 サバは身が肥えていて美味しかった。刺身ももちろん好評。娘はとろろご飯をかきこんでいた。

 10月25日(日) 

◆昼ご飯◆
 メインは豚肉の焼き浸しニンニク風味。前日に作って、ひと晩漬け込んだ。

<豚肉の焼き浸しニンニク風味>
 日経新聞の「かんたんレシピ」を参考に。
<ハマチの刺身>
<サラダ>
<スープ>
<ゴボウサラダ>
<白ご飯>
<とろろ汁>

豚肉の焼き浸し


ハマチの刺身

―評 価―
 ニンニク風味はニンニクがやや生っぽかったがおおむね好評。豚ロースのブロックを一食で消費した。

◆晩ご飯◆
 メインは鶏肉ハンバーグ。鶏ミンチに塩、コショウ、卵、ニンニクのすり下ろし、ナツメグ、オイスターソースを練り込んで焼いた、

<鶏肉ハンバーグ>
<サラダ>
<スープ>
<ゴボウサラダ>
<イカと里芋の煮物>
<白ご飯>

―評 価―
 鶏肉ハンバーグはチキンナゲット風に仕上がった。娘には大好評だったが、息子は意外に「普通やな」的な反応。最近、肉よりも炭水化物にハマっているのかもしれない。たくさん作ったので、残りは明日のお弁当に回ることになった。

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【書評】渡辺淳子『東京近江寮食堂』(光文社)

滋賀県民の、滋賀県民による、滋賀県民のための小説


 滋賀県民の、滋賀県民による、滋賀県民のための小説。というのは言い過ぎかもしれないが、滋賀県を抜きにしては語れない一冊。滋賀県に住んでいなければ、おそらく本書は手に取っていなかったかもしれない。

「琵琶湖って何県にあるんだっけ?」
「滋賀県って、北陸? それとも東海?」
「大阪や京都から滋賀県って、日帰りでも行けるんだ(驚)」
などなど、関西の中では存在感のなさNo.1(独断)の滋賀県。私がその滋賀県に引っ越してきたのが9年前。その後、一女一男が生まれた。わが子たちはネイティブの滋賀県民だ。

 滋賀県民になって感じたのは
「滋賀県、ええところやん。もっと人気が出てもいいのになあ」
ということだ。京都は外国人も含めて観光客であふれかえっているのに、滋賀県はそうでもない。京都の不便なところに泊まるなら、大津に宿をとったほうが、よほど京都の中心地に出やすいのに。

 そんな滋賀県の魅力を余すところなく伝えたのが本書…と言いたいが、そういう本ではない。滋賀県の女性が、失踪した夫を探しに東京へ出てくる。そこで出会ったのが「東京近江寮」の面々。滋賀県民は格安で宿泊できるというこの宿で、個性的な仲間の助けを借りて夫を探す。
 もう1本の軸は近江料理。東京近江寮で厨房を担当することになったその女性が、料理人である夫のレシピで、滋賀県の郷土料理を提供する。目を見張るような料理こそないが、ホッと心が温まるような家庭的なメニューが続々登場。いいぞ滋賀県。

 滋賀県の魅力がふんだんに、しかしこっそりと控えめに紹介されるところがいかにも滋賀県らしい小説。京都駅から大津駅までは、じつはJRで10分。県庁所在地どうしが接しているのは京都府と滋賀県だけらしい。京都へご旅行の際には、滋賀県にもぜひお越しやす。




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5歳の息子と散髪屋のお兄さんの珍問答~赤いボタンの正体は?~

 先日、息子と散髪にいった。いつも近所の散髪屋さんに一緒に行って、同じ日に切ってもらっているのだ。息子も通い始めて1年ほど経ち、もうずいぶん慣れてきた。
 息子が散髪屋のお兄さんと話していたところ、電動イスの話題になった。たしかに散髪屋さんのイスは多機能で、子どもにとっては気になるアイテムだろう。

「なあなあ、このイス、どうやったら動くん?」
「いろいろボタンがあって、それを押したら動くねん」
「へぇ~。じゃあ、この赤いボタンは何?」
「これは、緊急のときに押すねん」
「そうなんや~。じゃあたとえば、髪をちょっと切りすぎて、失敗して肉をジョキッと切ってしまったときとかに押すん?」
「……。そういうときは、救急車かな…」

 息子よ、なんちゅうたとえを出すんや…。横の席で切ってもらっていた私は、思わず吹き出しそうになった。さらに、追い打ちが。

「このイス、ボタンひとつでクルって回すこともできるねんで。やってみる?」
「…いいわ。ちょっと怖い」
「怖いん?」
「うん。だって、風車みたいにグルグル回るんやろ?」

 息子よ、隣で「そんなわけないやろっ」とツッコミそうになったぞ。そんなジェットコースターみたいなイスがあれば楽しいやろうけどな…。

 そんな話をしているうちに、散髪は終了。カッコよくしてもらって、よかったな。


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2015年10月25日日曜日

【予想の回顧】菊花賞、室町S、富士S(2015)

 今週は菊花賞。
 ◎リアファルはややイレこみ気味。スタートから出していき、一つ外のスピリッツミノルとのハナ争い。しかし、最初の4コーナーまでには隊列が決まり、スピリッツミノルの直後に収まる。いい感じで好ポジションをキープだ。
 しかし、ペースが緩すぎたのか、向こう正面で後続馬がどんどん上がってくる。リアルスティールもかなりかかり気味だ。リアファルは内でジッと我慢。ちゃんと制御が効いている。
 いざ4コーナーへ。リアファルはバテた馬をかわして進路を確保。
「よし、いけ」
という声とともに先頭に立ったが、前走ほどの伸びはなく、内からキタサンブラック、外からリアルスティールにかわされて3着。向こう正面から3コーナーにかけて、乱れた展開になったのが響いたように見えた。
 勝ったのはキタサンブラック。乱ペースにも内で死んだふり。直線でも内を抜けてきて、見事に栄冠を勝ち取った。操作性の良さが勝利に結びついた。
 2着のリアルスティールには驚いた。あれだけカカりながら、最後は矢のように伸びてクビ差まで追い詰めた。マイル~2000 mあたりなら相当に強いのではないか。

 土曜は京都で室町S。
 ◎メイショウノーベルは中団から。もう少し前につけると思っていたので、やや心配だ。4コーナー手前から内をついて差を詰めたが、直線では伸びを欠き、11着に惨敗。少し狭くなる場面はあったが、それ以前の問題だろう…。
 勝ったのはアドマイヤサガス。もう往年の力はないと思っていたが、まあビックリ。

 東京では富士S。
 ◎ヤマカツエースは中団につけたが、まったく伸びず、13着。論外だ。グランシルクアルマワイオリも沈んだし、今年のNZTは低レベルだったと断じてよさそうだ。
 勝ったのはダノンプラチナ。外から豪快に伸びて、見事に復活。本番でも楽しみ。

 今週は3戦0勝。最終馬連も終わってしまい、さえない結果に終わった。

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2015年10月24日土曜日

【予想と与太話】菊花賞(2015)~二冠馬不在の記憶~

 今週はいよいよ菊花賞。京都の誇る長距離GIで、大好きなレースの一つである。しかし、このところ長距離レースのレベルが下がり気味なのが気がかりだ。菊花賞の距離短縮なんてことにならないよう、菊花賞馬には今後も活躍してほしい。

 今年は春の二冠馬がリタイヤ。このパターンで思い出すのが、キングカメハメハが神戸新聞杯後に故障した2004年。キングカメハメハはNHKマイルとダービーの変則二冠馬だったが、本番に出ていれば断然人気を背負っていただろうところは今年と同じ。
 さて、その年に菊花賞を制したのはデルタブルース。(たしか)当時はまだ地方の所属だった岩田騎手を背に、好位から抜け出したのだった。デルタブルースは春のクラシックは未出走の、典型的な夏の登り馬だった。

 レースに行ってみたい。
 春の二冠馬が不在となれば、上記のように夏に力をつけた馬にもチャンスあり。本命は人気だが◎リアファル。てっきり2番人気と思っていたが、現時点ではリアルスティールを上回る1番人気。外枠も痛いし、一つ外に逃げ馬がいるのもマイナス材料だが、そこは鞍上の腕でカバーしてほしい。1コーナーまでに好ポジションを取りたい。
 ハナにはこだわらなくても大丈夫だろう。それよりも問題は仕掛けどころ。瞬発力勝負は避けたい。あまり引きつけすぎずに、早めにスパートしてほしい。
 推奨穴馬はベルーフ。同厩舎の2頭出しは人気薄を狙え。

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2015年10月23日金曜日

【予想と与太話】室町S、富士S(2015)~幕府が先か通りが先か~

 すがすがしい秋晴れが続く今日この頃。一年で最もよい季節だ。馬券も気持ちよく当たればこの上ない。

 そんな土曜は京都で室町ステークスが、東京で富士ステークスが組まれている。室町Sは室町通りから来たレース名で、室町時代が由来ではない。室町通りは京都市を南北に貫く通りで、たくさんの呉服屋さんがこの通り沿いにある。
 そこでふと気になったのが、室町通りと室町時代の関係。室町通りに幕府があったから室町時代なのか、それとも室町幕府があった通りを室町通りと呼んだのか。どちらが先だったのだろう。さっそくGoogle先生に聞いてみたところ…ありました。Wikiによると以下の通り。

足利義満が京都北小路室町に花の御所を造営して以降、歴代将軍を室町殿(むろまちどの)と呼んだことから、その政権を室町幕府、時代を室町時代と呼ぶ。

というわけで、室町通りが先にあり、そこに足利家の邸宅があったことから、後に室町時代と呼ばれることになったようだ。一件落着。

 レースにいってみたい。
 室町Sは、ダート1200 mのオープン特別。ハンデ戦でもあり、難解なメンバー構成だ。
 本命は◎メイショウノーベル。前走は1400 mで崩れたが、得意の1200 mに戻れば好勝負できる。今月発表されたノーベル賞で、日本人研究者が生理学・医学賞と物理学賞を受賞したのは記憶に新しいところ。ノーベルつながりがないか。
 推奨穴馬はルベーゼドランジェ。外枠から、すんなり行ければ。

 富士Sは◎ヤマカツエースを狙う。1600 mに戻って。

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2015年10月19日月曜日

【書評】稲盛和夫『稲盛和夫の実学』(日経ビジネス人文庫)

お金の出入りは、決算書では分からない


「自己啓発書やビジネス書なんて、何冊も読む必要はない。松下幸之助氏や稲盛和夫氏の本を何冊か持っておき、繰り返し読めばそれで十分」
という話を聞いて「なるほどなあ」と思ったのが昨年のこと。

 それを思い出して読んでみたのが本書。本書は「お金の出入りはどのように見るべきか」を経営という視点から解きほぐしたものである。
 私は中小企業に勤めているのだが、会社の売り上げ報告や決算書と、実際の経営状態がリンクしていないように感じることがしばしばあった。そして昨年度の決算が(おそらく)現実とあまりマッチしていなかったことを確かめたのがつい最近のこと。どうしてそういうことになるのか、理由はうすうす感じていた。ひらたく言うなら、お金の出入りのタイミングが前後することにより、実際の売れ行きが反映されるタイミングがずれ、決算に影響を与えているのだ。

 そういうときに本書を読んだ。「腑に落ちる」とはまさにこのこと。なるほど、決算書を見て一喜一憂しているだけではダメなのだ。お金やモノの動きはなるべくリアルタイムで把握し、「毎月」積み上げていくことが重要なのだ。
 それが稲森氏の「アメーバ経営」とも結びつく。お金とモノを1:1で対応させることにより、現金の流れを明確化する。そうすることにより「アメーバ」すなわち小規模グループの経営効率を正確に計ることができるのだ。
 会社経営にかかわる人や興味のある人はもちろん必読。また、自分の会社の売り上げや営業利益が、何か作り物のように感じている人が読めば、その違和感の正体が分かるだろう。

 本書を読んで、稲森氏の経営論・会計論だけではなく、働き方論・生き方論が知りたくなった。もう一冊、何か読んでみたい。




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2015年10月18日日曜日

【予想の回顧】京都大賞典、毎日王冠、オパールS、サウジアラビアRC、平城京S(2015)

 多忙で一週間遅れになったが、先週の予想の回顧を書いた。

 祝日の月曜は京都で京都大賞典。
 ◎ラブリーデイは1番人気。5、6番手を追走し、直線でスイッと抜け出すいつもの競馬で完勝。この相手では格が違った。
 馬券は、2着のサウンズオブアースを押さえており、安かったが馬連をとった。

 日曜は東京で毎日王冠。
 ◎グランデッツァは逃げたエイシンヒカリをぴったりマーク。ペースもそれほど速くなく、いい感じで直線へ。
「よーし、はじけろ」
と念じていたのだが、期待は裏切られ、直線では沈む一方。11着に沈んだ。衰えなのか、休み明けの分だったのか。いずれにしろ、惨敗。
 勝ったのは逃げたエイシンヒカリ。本格化はまだ先と見ていたのだが、見事に逃げ切った。今日はペースが落ち着いたのが功を奏した。本番(天皇賞)ではどうだろうか。

 京都のメインはオパールS.
 ◎ビッグアーサーは人気に応えて圧勝したが、馬券は馬連で買っており、ハズレ。

 土曜は東京でサウジアラビアRC。
 ◎アストラエンブレムはゆったりとスタートを切り、後方に控える。4コーナーでもまだ後方。
「大丈夫かいな」
と心配していると、人気のイモータルと併せ馬の形で伸びてきた。
「いけ~」
という声もむなしく、先に抜け出したブレイブスマッシュを捉まえきれず、イモータルにも切れ負けして3着。少し馬体が寂しく映ったが、そのあたりも影響したか。
 勝ったのは中団から抜け出したブレイブスマッシュ。前々走ではアストラエンブレムにちぎられたが、ここで雪辱した。

 土曜の京都メインは平城京S。
 本命◎ヒルノデイバローはスタートを決めてハナへ。後ろにぴったりついてこられ、決して楽な逃げではなかったが、直線では2馬身ほどリードを広げて逃げ込みをはかる。
「そのままっ」
と声を出したところに飛んできたのが人気のイースターパレード。これには抵抗できず、2着でゴール。頑張ってくれたのだが、単勝で勝負していたため馬券はハズレ…。

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【予想の回顧】秋華賞、府中牝馬S、清水S(2015)

 今週は秋華賞。
 ◎クインズミラーグロはなんと出遅れ。しかしレースは超ハイペースで流れ
「これは、チャンスあるかも」
と思っていたのだが、4コーナーで前が詰まってはノーチャンス。
 勝ったのは1番人気のミッキークイーン。課題のスタートを決めて、見事に二冠を達成した。

 土曜は東京で府中牝馬S。
 ◎レッドリヴェールは4、5番手から。いい感じで直線へ向いたように見えたのだが、馬群に包まれて失速。15着と大惨敗に終わった。少し進路が狭くなる場面はあったが、それにしても負けすぎ。牝馬は難しい。
 勝ったのは8枠のノボリディアーナ。内枠有利の見立てが間違っていてはドモナラズだった。

 京都では清水S。
 ◎エイシンライダーは3、4番手の外から。もまれない位置をキープし、よしよしと思っていたのだが、直線ではさっぱり反応せず、なんと最下位…。逃げ馬が逃げられなかったときはこんなものなのかもしれないが、それにしても負けすぎのような。何かあったか。

 今週は3戦0勝…。最終馬連のお陰で大怪我は免れているが、パッとしない。

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2015年10月17日土曜日

【予想と与太話】秋華賞(2015)~ジンクスは破れた~

 今日も息子の運動会やら何やらで遅くなったので簡単に。

 今週は秋華賞。3歳牝馬の最後の一冠を手にするのはどの馬だろうか。
 このレース、ローズS上位組や春の実績馬が結果を残していたのだが、昨年、ついに紫苑Sをステップにしたショウナンパンドラが勝利した。紫苑Sは創設以来、トライアルでありながら全く本番に結びつかなかったが、そのジンクスは敗れたと見た。関東馬の復権とも無関係ではないだろう。
 本命は◎クインズミラーグロ。ローズS上位組が今年も人気を集めそうだが、どの馬も一長一短。ならば堅実駆けのこの馬を狙いたい。春はディープジュエリーに惜敗してから思い切って休ませたのが功を奏したのか、夏に復帰すると2→1→1着で権利を取った。ここもしぶとく立ち回って、波乱の目となってほしい。
 本命が人気薄だが、強いてあげるなら推奨穴馬はホワイトエレガンス。紫苑S組の大暴れがないか。

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2015年10月16日金曜日

【予想と与太話】府中牝馬S、清水S(2015)~枠に明暗~

 ただいま出張中で、空港で予想を書いているので、簡単に。

 府中牝馬Sは有力馬が内と外に分かれた。府中の1800mは内枠有利。好枠をひいた◎レッドリヴェールが本命。休み明けは得意。東京コースもGIで4着の実績があれば悪くない。復活を期待。
 相手も内枠のケイアイエレガント、シャトーブランシュ、スマートレイアーを中心に。
 推奨穴馬はパワースポット。ハマれば。

 清水Sは◎エイシンライダーの逃げに期待。

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2015年10月11日日曜日

【予想と与太話】京都大賞典(2015)~寂しいですなあ~

 3日間開催最終日の京都メインは京都大賞典。今年で節目の50回目を迎える伝統のGIIだ。
 しかし、昨日もチラッと書いたのだが、近年は毎日王冠にメンバーが流れ、こちらはレベルが低下気味。GIへの結びつきも弱くなってしまい、寂しい限りだ。京都の2400 mはいいコースだと思うんだけどなあ…。

 レースにいってみたい。
 今年も10頭立てとやや寂しいメンバー。この相手なら人気でもラブリーデイで大丈夫。今年に入ってからの充実ぶりは周知の通り。3000 m超の2レースこそ崩れたが、それ以外はすべて重賞で4戦4勝。完全に覚醒したと見てよいだろう。ここはGI馬の貫禄を見せてほしい。
 推奨穴馬はフーラブライド。京都の2400 mは得意コース。

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2015年10月10日土曜日

【予想と与太話】毎日王冠、オパールS(2015)~王冠の謎~

 今週は3日間開催で、その中日に毎日王冠が組まれている。一方、京都のメインはオパールステークス。
 毎日王冠の「王冠」とはなんぞやを調べたが、結局分からなかったのが3年前のこと。それ以来、「なんで王冠なんやろう」と気にしていたのだが、先日
「副賞として馬主に与えられる王冠は、昔の王様がかぶっていたような本格的な王冠で、もらった人は困るらしい」
という記事を目にした。「なぜ王冠なのか」の答えにはなっていないが、私以外にも王冠を気にしている人がいることを知り、ちょっと嬉しかった。

 レースにいってみたい。出走全馬が重賞勝ち馬という豪華メンバー。翌日の京都大賞典との格差に悲しくなるのは私だけだろうか。
 本命は◎グランデッツァ。1800 mの日本レコードホルダーにとって、パンパン良馬場の時計勝負は望むところ。府中の1800 mは内枠も有利。このメンバーでも。
 本命が人気薄なので、推奨穴馬はナシ。手広く流したい。

 オパールSは人気でも◎ビッグアーサー。残念ながらGIに出られなかったが、ここなら断然か。

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2015年10月9日金曜日

【予想と与太話】サウジアラビアRC、平城京S(2015)~1回で消えた重賞~

 10月に入り、ずいぶん涼しくなってきた。来週は仕事で札幌に行くので、今シーズン初の上着の登場となりそうだ。
 競馬カレンダーでも、今週から京都、東京開催が開幕し、いよいよ本格的なGIシーズンの到来である。

 そんな土曜の京都メインは平城京ステークス、東京メインはサウジアラビアロイヤルカップ。サウジアラビアRCは第1回ということになっているが、昨年から重賞に格上げになったいちょうSを引き継いでいるので、実質的には第2回だ。いちょうSは1回で終わってしまったが、かつてこのような重賞が他にもあったのだろうか。

 レースにいってみたい。
 全馬が1勝馬。どこからでも狙えそうだ。本命は人気でも◎アストラエンブレム。前々走のデビュー戦は強い相手に差のない2着、前走は人気に応えて大楽勝、というステップでここに進めてきた。母がGI馬で兄も重賞勝ち馬、父は今年の2歳世代が絶好調のダイワメジャーという良血。期待に応えてほしい。
 人気どころで収まる見立てだが、しいてあげるなら推奨穴馬はトウショウドラフタ。前走は控えて不発に終わったが、すんなり行ければ。

 平城京Sは◎ヒルノデイバローが本命。絡まれなければ。

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2015年10月4日日曜日

【お父さんの週末料理】2015年10月3・4日~久々のピザ~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代前半)、母(年齢非公表)、娘(小2)、息子(年中組)の4人である。なお、朝ご飯はパンとヨーグルト程度で済ませているので、特別に何か作ったとき以外は省略する。

 今週は土曜の昼に外食したので3食分。息子のリクエストでピザを作った。

 10月3日(土) 

◆晩ご飯◆
 息子が選んだ「今週の魚」はイサキ。2枚に下ろしてもらい、半身を刺身にした。メインはバロー名物、18円コロッケ。また、栗が並びはじめたので栗ご飯を作った。
 今週の作り置きメニューは自家製ソーセージ。オーブンレンジの自動調理メニューだ。

<コロッケ>
<イサキの刺身>
<サラダ>
<栗ご飯>
<潮汁>
<自家製ハム>

―評 価―
 イサキは身が柔らかく、皮をはぐのに苦労したが、新鮮で美味しかった。昼にラーメンをたらふく食べたので、やや苦戦。

 10月4日(日) 

◆昼ご飯◆
 昨日のイサキはバターでソテーした。ジャガイモが残っていたので、ポタージュに。

<イサキのバターソテー>
<ジャガイモのテキポタ>
<サラダ>
<栗ご飯>
<自家製ハム>

―評 価―
 栗ご飯が大好評。昨晩はお腹が重かったので反応がいまいちだったが、今回はさくさく食べた。イサキも好評。付け合わせはナスとエノキ。
 自家製ハムは、息子が「変なにおいがする~」と拒否反応。ニンニクのにおいがきついのだろうか。

◆晩ご飯◆
 息子のリクエストでピザ。生地は既製品を使った。ベースはトマトソースとホワイトソースの2種類。自家製ソーセージ、マッシュルーム、甘トウガラシ、パプリカ、ナスをのせて焼いた。しじみ汁との組み合わせは、意外に違和感がなかった。
 ちょっと少なめだったので、煮卵も作った。糸コンニャクとエノキとともに煮込んだ。

<ピザ>
<煮卵>
<サラダ>
<しじみ汁>
<自家製ハム>


―評 価―
 ピザはやはり大好評。あっという間に平らげた。煮卵も好評。これだけパクパク食べてくれると、作りがいもあるというものだ。

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【予想の回顧】スプリンターズS、ポートアイランドS、シリウスS(2015)

 今週はスプリンターズS。
 ◎ミッキーアイルは落ち着いていい雰囲気。レースでは抜群のスタートを切ると、先行勢の後ろへ。しかしここで浜中騎手が促すと、必要以上に行きたがり、先頭に並びかけてしまう。直線ではギリギリまで追い出しを我慢して、残り200 mあたりで抜け出した。
「そのままっ」
と声を出したが、残り100 mでドドッとかわされて僅差の4着。惜しかった。向こう正面で行きたがってしまったのが、最後の踏ん張りに影響を与えたか。
 勝ったのはストレイトガール。内枠から少し外に持ち出し、はかったように差しきった。今年に入ってGI2勝目。最優秀短距離馬の有力候補に浮上した。

 阪神ではポートアイランドS。
 ◎フルーキーは4、5番手から持ったままで直線を向くと、馬群の間をついた。内の馬が外によれてきてパッチンを食らったが、そこから再びグイと伸びて見事に1着。不利を跳ね返しての勝利は、着差以上の完勝だった。
 しかし、馬券は2着のマイネルホウオウを押さえておらず、ハズレ。

 土曜は阪神でシリウスS。
 ◎ナムラビクターは、ゲート入りをおおいにゴネる…。ゲートをいやがる馬は(ゲートの中に長くいるのがイヤなので)いいスタートを切ることが多いのだが、大きく出遅れ…。悪い意味で独壇場だ。
 レースでは、ほぼ最後方から徐々に差を詰めるが、それでも直線入り口では前と大きく離れている。
「はあ~」
とため息をついていると、坂のあたりからグイグイと差してきた。
「え? お? いけるの? 差せ、差せ~」
という声もむなしく、アタマ差の3着まで。
 ゲート入りでイライラさせて、スタートで落胆させて、直線でドキドキさせて、盛りだくさんだったが、馬券はハズレ。まるで砂のゴールドシップだ。

 今週は3戦0勝。GI開幕週からつまずいた…。

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2015年10月3日土曜日

【予想と与太話】スプリンターズS、ポートアイランドS(2015)~さすが日本の土木技術~

 今週は秋のGI開幕戦、スプリンターズS。夏が終わってすぐの時期なのに、意外にもサマースプリントのチャンピオンがこのレースを制したことはまだない。やはり、夏競馬と秋のGI戦線は別物ということなのだろう。

 一方、その裏番組の阪神メインはポートアイランドS。地味やなあ…。いつも思うのだが、GIの裏番組は名前だけでももう少し考えることはできないのだろうか。
 ポートアイランドとは神戸の三宮の沖にある人工島。たしか、私が小学生のころにできたはずだと思って調べてみると、1981年に誕生したそうだ。

神戸ポートアイランドまるわかりサイト

当時はポートピアランドという遊園地があるなど、レジャーな感じの島だった。いまはマンション、ホテル、病院などの居住区と、大学、研究施設、空港などの区域に分かれた、非常に整備された島に発展している。神戸の震災で一部が崩れたなどという話も聞かないし、丈夫に作ってあるのだろう。日本の土木技術、さすがである。

 レースにいってみたい。予想はGIを中心に。
 群雄割拠と言うべきか、ドンクリの背比べと言うべきかは微妙だが、混戦なのは間違いない。馬券的にはたいへん面白いメンツが揃った。
 本命は◎ミッキーアイル。NHKマイルCの覇者であるが、当時から距離が懸念されていた馬だった。やはりと言うべきか、古馬になって1200 mに使われ出し、適性を見せてきた。休み明けはむしろ得意。もまれ弱い馬なので枠もいい感じ。外にコパノリチャードがいるのがやや気がかりだが、それさえ上手く捌ければ。
 推奨穴馬はウキヨノカゼ。前走をフロック視していると痛い目に遭うかも。

 ポートアイランドSは人気でも◎フルーキー。阪神は大得意。

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2015年10月2日金曜日

【予想と与太話】シリウスステークス(2015)~最長距離の重賞~

 今日は珍しく仕事で遅くなったので簡単に。
 今週で阪神・中山開催も終了。あっという間だ。

 そんな土曜の阪神メインはシリウスS。JRAのダート重賞では、現在、最も距離の長いレースである。
 本命は◎ナムラビクター。阪神ダートは3-1-2-0の好成績。ポン駆けもきく。アテにならない面はあるが、まじめに走れば。
 ダノンリバティが人気を集めそうだが、この時期の3歳馬にとって古馬の壁は厚い。右回りも距離も不安あり。いくら何でも人気しすぎのような。
 推奨穴馬はキクノソル。すんなり先行できれば。

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2015年10月1日木曜日

【書評】松尾義之『日本語の科学が世界を変える』(筑摩選書)

 日本は、母国語で科学を学べる、数少ない国の一つなのだ。



 科学ジャーナリストとして幾多のキャリアを積んできた松尾氏が、その経験を元に持論を展開した本。松尾氏は、日本は母国語、すなわち日本語で科学を学べるという世界でもユニークな国であり、それが日本の科学の発展におおいに寄与しているという。
 なるほど、確かにそうだ。世界を見渡すと、母国語で科学を学べるのは高校レベルまでで、その後は英語を通して学ぶ国が大半なのだ。
 しかし一般的には、それは否定的に取られることが多い。日本人は英語が苦手だから、わざわざ日本語に翻訳し、それで勉強するのだと。それに対して諸外国は、どんどん英語教育を進め、大学生になれば英語で科学を学んでいる。それを見習うべきではないかと。
 松尾氏は、それに真っ向から異を唱える。日本の科学は世界でも非常にユニークであり、それはたとえばノーベル賞受賞者が非欧米国では圧倒的に多いことからも明らかである。日本の科学は遅れているどころか、独自の視点をちゃんと持っている。その根幹をなしているのが「日本語で科学する」ことなのだと。

 「母国語で科学できる」ことが、日本の科学の独自性を高めていることは事実だろう。ところがこの「独自性」はくせ者で、これもよい意味にとられないことが多い。「独自性」は裏を返せば非グローバル、すなわちガラパゴスなのだ。
 しかしここでも松尾氏は異を唱える。非グローバル、ガラパゴスだからこそ、日本の科学はよい意味でユニークなのだと。(しつこいが)ノーベル賞受賞者がたくさんいるのがその証拠だと。

 この松尾氏の主張には、おおむね同意である。たしかに、英語の専門書を読むよりも、日本語で読むほうが頭に入る。また、日本語でインプットした知識は、日本語で思考することができる。ディスカッションも、日本語でできる。これが日本の科学の独自性を高めているのだろう。

 というように、私は大枠では同意なのだが、残念ながら松尾氏の主張を証明することはできない。
「日本に日本語で科学する文化がなかったら、日本の科学はどうなっていたか」
を証明する手立てはないのだ。もしかしたら、英語で科学をしていたら、日本はもっとたくさんノーベル賞を取っていたかもしれない。

 科学の世界を扱った本でありながら、その主張が科学的ではない(証明不可能な)ところが皮肉だが、これは仕方ない。「幽霊がいないこと」を科学的に証明できないのと同じようなことなのだろう。
 松尾氏の主張に同意するかどうかは、科学的な観点からではなく、感性でしか判断するしかなさそうだ。科学も人の営みなのだ、ということなのかもしれない。




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【読書メモ】東野圭吾『あなたが誰かを殺した』(講談社)

 加賀刑事シリーズ、最新第12作。娘が学校の図書館で借りてきてくれたので、文庫化前に読むことができた。  このところ、加賀の人生に絡んだ話が多かったが、シリーズの原点回帰。加賀は探偵役に徹して事件を推理する。いかにもミステリーなミステリー小説だ。  別荘地で起きた連続殺人事...