今週は阪神で神戸新聞杯、中山でオールカマーと、二つのGIIが行われる。
神戸新聞杯は、いまや押しも押されぬ菊花賞のメイントライアル。紛れが少ない阪神2400 mのため、本番の菊花賞よりもむしろ実力が出るレースと言えるかもしれない。
しかし昔は、菊花賞のトライアルと言えば神戸新聞杯だった。毎年同じことを書いているので「もう、ええ加減にせい」なのだが、もういちどだけ秋の京都新聞杯の思い出を書いておきたい。
というのは、先日引退した藤田騎手にかかわることである。藤田騎手のベスト3に入るレースの一つ(独断)が、スターマンでナリタブライアンを破った京都新聞杯であろう。ナリタブライアンがスターマンに並びかけたときは、誰もがナリタブライアンの圧勝と思ったが、そこから抜かせず、1着でゴール。「勝負根性とはこういうことか」と、思い知らされたレースだった。
レースにいってみたい。
今年は前走がダービーだった馬が2頭と、異例の少なさ。しかも1頭は骨折明け、もう1頭はダービー13着。例年の傾向は無視してよさそうだ。
本命は◎トーセンバジル。2歳時は2-2-0-0の成績を残して春が期待されたが、いまいちかみ合わず、二冠は出走すらできなかった。しっかり立て直して、秋は結果を残してほしい。この相手なら。
推奨穴馬はリアファル、と思っていたらけっこう人気している。もう一頭はレッドソロモン。
オールカマーは◎マイネルミラノが本命。中山は得意。
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