2014年12月31日水曜日

映画評 『インセプション』

ちょっと分かりにくいような…。


 ディカプリオが主演、渡辺謙も重要な役で出演のSF映画ということで、期待していたのだが…。ストーリーが分かりにくく、それを追うのに気を取られて入り込めなかった。それも
「オレの理解力が足りないなあ」
という感じではなく
「もっと分かりやすく説明しろよ」
と言いたくなる難しさなのだ。これはきっと原作本があって、その世界観をうまく説明しきれなかったのではないか、と思って調べてみたのだが、原作本はないらしい。うーん、何だか消化不良だ。

 ストーリーは、夢の中に進入して、その夢を見ている人物の深層心理を改変し、自分たちの都合のよいように操作しようというもの。ところが、どこからが夢でどこからが現実か、分かりにくいのだ。もちろん、わざと分かりにくく作っている部分もあるのだろうが、そこに気を取られているうちに佳境に入り、そのまま終わってしまった。
 しかし、評価はそれほど悪くないようだ。やはり私の理解力に問題があったのだろうか…。

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2014年12月30日火曜日

書評 池内了『宇宙論と神』(集英社文庫)

科学と神は容易に共存する。


 有史以前から現代までの天文学の歴史をたどると、天文学が物理学に近づいていく様子がよく分かる。そして神は、居場所こそ変えたものの、現在も確かに存在するのだ。

 有史以前、「世界」とは自らの目の届く範囲、せいぜい市町村レベルだっただろう。この時代、神はとても身近な存在だったに違いない。その後、文明の発達により「世界」が広がっていったが
「この『世界』はどのようにして作られたのだろうか」
という問いは人類に共通の疑問だったに違いない。各文明に天地創造の神話があるのは当然だろう。
 文明がさらに発展し、世界がどんどん広がっていくにつれ、神も居場所を変えていく。自分たちの国を作った存在、そして地球を作った存在として、人間からは遠ざかっていった。
 その後、望遠鏡が発明されて地球は惑星の一つに過ぎないことが分かり、さらに太陽も夜空にきらめく星々と同じものだということが明らかになった。神は地球や太陽系を作ったわけではないらしい。しかし「やっぱ、神っていなかったのんで」という話にはならない。
「それなら、宇宙を作ったのは誰なの?」
というところまで神は遠ざかるだけの話だ。

 神が宇宙まで後退(?)したところで、天文学は物理学と交わりはじめた。宇宙の根源は物質とエネルギーの根源であり、それは物理学の領域なのだ。そしてついに、宇宙はビッグバンによって生まれたという説が確立したが、神は姿を消さなかった。
「神がビッグバンを起こしたのだ」
という訳である。
 さらに現代では、宇宙は一つではなく、無数にあるという説が有力らしい。ビッグバンすら、特別な現象ではなかったというのだ。しかしその現代でも、もちろん神は生きている。
「無数の宇宙が生成される仕組みを作ったのが神である」
のだ。

 こんな、宇宙論と神との関係、天文学の歴史と物理学の関係を分かりやすく伝えてくれるのが本書である。科学啓蒙書の書き手の第一人者とも言える、池内氏の面目躍如の一冊である。
 近頃、村山氏や大栗氏をはじめ、宇宙の謎を平易に解き明かす若い書き手がどんどん出てきている。しかし、有史以前からの歴史を追うという大局観に立ち、科学に対する神の立ち位置を分かりやすく示せるのは、ベテランのなせる業だろう。さすが池内氏。




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2014年12月28日日曜日

【予想の回顧】有馬記念、ホープフルS、阪神C(2014)

 有馬記念の本命は◎ラストインパクト。スタート直後に内に潜り込み、中団のラチ沿いを進む。いい感じだ。そのまま直線を向き、迷わず内を突いた。強敵相手にはこの手しかないということか。いい手応えで前に迫り
「やったか」
と思ったのだが、案の定、進路が狭くなった。前が開いた後は再び伸びたが、脚を余した感じの7着。スムーズなら2着争いから抜け出せたように思うが、イチかバチかだっただけに仕方ないところか。菱田騎手はチャレンジャーらしい、思い切った騎乗だったと思う。
 勝ったのはジェンティルドンナ。3番手から抜け出して見事に引退レースを勝利で飾った。中山うんぬんよりも、今秋はちょっと衰えたように思っていたので評価を下げたのだが、私の目は節穴だったようだ…。

 ホープフルSは◎レトロロックが先団を見る位置から進めるが、少しかかり気味。直線でも反応せず、7着に沈んだ。現時点では力不足なのか。

 土曜は阪神で阪神C。
 本命の◎ウリウリは最内枠から道中もラチ沿いの中団を追走。4コーナーまでジッと我慢し、うまく外に持ち出す。直線半ばでは前を捉える勢いで伸びてくる。
「やった」
と思ったのも束の間、ラスト1ハロンで失速し、4着まで。1400 mでもまだ長いのか。
 馬券は、ワイドで買っていたので惜しかった。

 今年最後の結果は、3戦0勝…。だが他で一発当たったので、トータルはトントンになった。
 これで2014年の中央競馬も終了。また来年! というか、また来週!

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2014年12月27日土曜日

【予想と与太話】有馬記念、ホープフルS(2014)~今年お世話になった馬は~

 今週は有馬記念。今年は仕事納めの後に有馬記念があるので、例年にも増して年末感が強い。有馬記念の翌日に仕事があるよりも、このほうがいいなあ。日付の関係もあるだろうが、なるべく毎年こうなるようにお願いしたい。

 レースにいってみたい。
 今年も豪華なメンバーが揃った。キズナを除いた有力馬が勢揃いしたと言ってよいだろう。実績馬4頭がやはり人気上位を占めている。しかし、どの馬も一長一短というか、圧勝してもおかしくないし、惨敗してもおかしくない。さてどの馬を選んだものか。
 こういうときは、今年お世話になった馬を選ぶに限る…と思ったのだが、はて、お世話になった馬が思いつかない。
「何でかなあ」
と思って記憶をたぐると、今年の古馬中長距離GIは今のところ全てハズれているのだった…。最後くらいはビシッと当てたいものだ。

 本命は思い切って◎ラストインパクト。名門厩舎の素質馬が、今秋、重賞を2連勝して軌道に乗ってきた。二走前の京都大賞典を勝った後、なぜGIに向かわなかったのかは謎だが、いよいよ時は熟したということにしておきたい。夏から使い詰めなのはやや気がかりだが、ここ2年連続で連対している金鯱賞組。フレッシュな鞍上にも期待したい。
 推奨穴馬は、こちらも金鯱賞組からウインバリアシオン。メイチの仕上げと見た。

 ホープフルSは◎レトロロックが本命。前走はかかってしまった。折り合えば。

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2014年12月26日金曜日

【予想と与太話】阪神カップ(2014)~実力馬が軽視されてるような~

 今年の中央競馬もいよいよラストウィーク。最後くらいビシッと当てて、気持ちよく新年を迎えたい…と毎年書いている気がする。いつかは、最後「も」ビシッと当てて…と書いてみたいものだ。

 そんな最終週の土曜は、阪神で阪神Cが行われる。これも毎年書いていることなのだが、JRAに二つしかない定量戦GIIの一つである。GIを何勝している馬でも同じ斤量で出られるというわけだ。
 しかし、その割には毎年メンバーが揃わない。マイルCSは終わった後で高松宮記念まではまだ間があるという中途半端な時期が原因だろう。もう一つの定量戦GIIの札幌記念が豪華メンバーを集めているのとはえらい違いである。何とかならないものか。

 レースにいってみたい。
 マイルCSやスプリンターズSで惨敗した馬が集まり、近走の着順が悪い馬が多く、難解なメンバー。本命は穴っぽいところから◎ウリウリ。前走の8着で評価を下げているようだが、1800 mは長かったし、0.4秒差なら悪くない。阪神1400 mは3走前に好走しており、叩き2走目の上積みもある。冬女のイメージもあるこの馬の激走に期待したい。
 推奨穴馬はハクサンムーンクラレントの実力馬2頭。前者は距離で、後者は右回りで評価を下げているようだが、軽視されすぎのような。

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2014年12月25日木曜日

書評 島田明宏『誰も書かなかった武豊 決断』(徳間書店)

武豊はなぜ返り咲くことができたのか。


 騎手としての武豊の半生を、丹念にあぶり出した一冊。18歳で騎手としてデビューし、瞬く間にスターダムを駆け上り、超一流騎手として前人未踏の記録を作り続けていった武豊。メジロマックイーン、オグリキャップ、サイレンススズカ、ディープインパクト…。武とコンビを組んだ名馬は数知れない。現代日本のスポーツ界において、イチローと並ぶ記録男といってよいだろう。しかし、2010年の落馬負傷以降、かつての輝きを失ってしまう。
「もう終わった」
と多くの人が感じていたが、昨年(2013年)に5度目のダービーを制するなど、復活の道を歩み始めている。

 その騎手人生を、親友でもある島田氏が綴ったのが本書。武の海外遠征にも同行するなど、常に武の身近にいた島田氏にしか書けない逸話が満載で、競馬ファン(競馬バカ?)の私はグイグイと引き込まれてしまった。特に、オグリキャップの有馬記念激走秘話などは、悶絶寸前だった(ちょっと大げさか)。武豊ファンだけでなく、競馬に興味のある人すべてに読んでもらいたい。

 しかし武豊は、まだ現役バリバリの騎手である。その騎手生活を振り返った本ではないので、書けないこともたくさんあるだろう。ましてや書き手は、いまも武豊の側にいる人である。赤裸々にはしきれないことも、たくさんあるに違いない。
 たとえば「アドマイヤ」の冠名で知られる近藤オーナーとの確執や、騎乗ベースを海外へ置くことことからの撤退(本書では撤退という言葉は使われていない)などは、サラッと流されている。そういう面は物足りなかったが、仕方ないのかな。
 そういうところが知りたい方は、アサヒ芸能を読めということにしておきたい。アサヒ芸能がどこまで真実を語っているかは、知るよしもありませんが…。




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2014年12月24日水曜日

新装ピエリ守山と、佐川美術館「魔法の美術館 光と影のファンタジー」展に行ってきた

 小1(7歳)と年少(4歳)の子どもを連れて、新しくなったピエリ守山と、佐川美術館に行ってきた。わが家は、両施設から車で10分ほどのところにあるのだ。
 きっかけは、佐川美術館で「魔法の美術館 光と影のファンタジー」という展示をやっているのを知ったことだ。子どもたちが喜びそうだと思ったので誘ってみたのだが、これが期待以上に楽しかった。

 まずは佐川美術館へ。今回で3回目なのだが、いつもより車が多い。いざ館内へ。


ちょうど、ワークショップをやっていたところだった。これもあって人が多かったのだろう。工作好きのわが子たちは参加したくて仕方なかったのだが、予約をしていなかったので断念。まずは常設の平山郁夫館へ。この常設展を見るだけでも価値がある。個人的には「楼蘭の月」が好みだ。この青が何とも言えない。

 いよいよお待ちかねの「魔法の美術館 光と影のファンタジー」へ。


これが子どもたちには大ウケだった。現代アートを「体験」できるというコンセプトで、「見て」「触って」「楽しみながら」「学べる」新感覚体感型ミュージアムという看板に偽りなしだ。各作品の詳細はリンク先を見てほしい。うちの子どもたちが特に喜んだのは次の二つ。
 姉(小1)は本好きということもあり、重田佑介氏の《がそのもり》に夢中だった。白紙の絵本に、プロジェクターから投影される光を当てると、絵本のようなシーンが映し出されるのだ。それが美しく、また動くものだから娘は興味津々だった。かれこれ20~30分は釘付けになっていた。


 息子(年少)は体験型の藤本直明氏作《Immersive Shadow》にハマった。スクリーンに自分の影が映し出され、自分が動くと影も動き、その影がスクリーン内の風船をはじき飛ばすのだ。自分の動きが画面に投影されるのが面白かったのか、ずっと飛び跳ねていた。


 他の作品も満喫し「さあ、彫刻でも見に行こうか」というと
「もう一周!!」
というリクエストが…。よほど楽しかったようだ。子どもたちのリクエストに応えて、もう一周した。
 最後は真鍋大度氏・比嘉了氏作の《happy halloween!》で大笑いした。


 いつもは彫刻や茶碗も見るのだが、お腹が減ったので美術館を後にした。次回は彫刻や茶碗も見に行こう。

 続いて、昼ご飯を食べてクリスマスプレゼントを買うために、新装・ピエリ守山へ。ご存じの通り、一度破綻したショッピングモールが復活リニューアルしたのだ。駐車場はかなりの混雑で、かなり遠いところに駐めさせられたのだが、館内はそれほどでもなかった。


 ただ、お昼時でもあり、食事にありつくには1時間ほどかかった。昼食はカプリチョーザでピザとパスタを食べた。

 リニューアルオープン後、ほぼ1週間後の祝日にしては、ちょっと人が少ないような気がしないでもない。前回のようにはなってほしくないのだが、大丈夫なのだろうか…。
 とはいえ地元民としては、前回のようにポシャってしまうのも困るが、かといって人気が出て混雑しても足が遠のいてしまう。ほどほどに賑わって、続いていってほしいものだ。

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2014年12月21日日曜日

【予想の回顧】朝日杯FS、愛知杯、中山大障害、リゲルS(2014)

 今週は阪神で朝日杯FSが行われた。
 本命◎ブライトエンブレムは4、5番人気だったので「シメシメ」と思っていたら、レース直前に2番人気になった。あらら。
 レースではやや出負け。後方で脚を溜めるにはそれもよいかもと思っていたら、向こう正面で上がっていき、4コーナーでは大外を回って先頭に並びかけた。しかし、直線半ばで息切れして7着まで。ちょっと強引な競馬だったか。しかし、4コーナーで同じ位置にいた馬が勝ったのだから、力負けなのかもしれない。
 勝ったのはダノンプラチナ。後方待機から4コーナーでは大外に持ち出して一気に差しきった。終わってみれば今週も唯一のディープ産駒が勝利。阪神1600 mはよほど合うのだろう。

 土曜は中京で愛知杯。
 本命◎イリュミナンスは中団のやや後ろ。3コーナーから手が動き始め、直線では外に出すが、伸びずに9着止まり。通用しなかった。
 人気の実績馬(ディアデラマドレ、キャトルフィーユ)が1、2着を占めた。荒れるという前提が間違っていたのだからドモナラズだった。

 中山大障害は最後の障害を飛んで人気のアポロマーベリックが逃げ込みを図るところに、◎レッドキングダムが襲いかかる。直線でレッドキングダムアポロマーベリックを見事にかわして人馬ともGI初勝利。北沢騎手は訳あって応援している騎手なのだ。おめでとう。今回は乗り替わり(西谷騎手はなぜこちらを選ばなかったのだろう)での勝利だったが、次はお手馬でのGI制覇を期待したい。
 馬券は馬連を取った。10倍つけば儲けもの。

 リゲルSの本命は1番人気のレッドアリオン。スタートが遅く、最後方から。直線でも全く反応せず、ブービーの8着に終わった。道悪はからっきしなのかもしれない。

 今週は4戦1勝。他のレースもチョロチョロで、トータルもマイナス。最終週に巻き返したい。

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2014年12月20日土曜日

【予想と与太話】朝日杯フューチュリティS(2014)~牝馬と同じ傾向にならないか~

 今週は朝日杯フューチュリティステークス。今年から舞台を阪神に移した。阪神1600 mはタフで底力の要求されるコースなので、GIの舞台としてふさわしいと思う。このレースが阪神に移った代わりに、中山のホープフルSが重賞に格上げされ、将来はGIになるのだという。
 JRAとしては、朝日杯をマイル路線の頂点に、ホープフルSをクラシック路線の頂点にという思惑らしいが、私は真逆になると予言(?)しておく。ホープフルSの中山2000 mは器用さが要求されるコース。皐月賞までは結びついても、ダービーには結びつかないのではないだろうか。むしろ、朝日杯で活躍した馬がクラシック路線の主役になると見た。数年後、予言が的中したら、誰か褒めてくれるだろうか。

 レースにいってみたい。
 上にも書いたように、阪神1600 mはタフで、スタミナの要求されるコースである。短い距離を使ってきた馬は評価を下げる。
 本命は◎ブライトエンブレム。札幌2歳Sの勝ち馬だ。同じ舞台で行われる阪神JFは、このレースで好走した馬の成績がよい。先週もレッツゴードンキが2着に入ったのは記憶に新しいところ。同じ2歳のGIなら、同じ傾向が出ないか。
 推奨穴馬はケツァルテナンゴ。休み明けの前走はモロにかかってしまった。叩いてガス抜きができていれば。

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2014年12月19日金曜日

【予想と与太話】愛知杯、中山大障害、リゲルS(2014)~目指せ3連勝~

 寒い。12月なのに真冬並みの寒さだ。年々、暑さよりも寒さのほうが堪えるようになってきている気がする。年のせいなのだろうか。

 そんな土曜は中京で愛知杯が、中山で中山大障害が、阪神でリゲルSが行われる。
 愛知杯は牝馬限定戦になってから、今年でちょうど10年目になる。そして、中京が新装されてからのここ2年、とにかく荒れている。連対馬は4頭とも各上挑戦の馬。人気は7、10、12、14番人気だ。女王杯で好走した馬が人気するが、ここまで状態を維持するのが難しく、かつ重いハンデを課されるのが原因だと推察する。
 そして何と、私はその大荒れの2レースで、ともに1着馬を本命に推し、(ワイドではあるが)馬券を的中させているのだ(自慢)。これほど相性のよいレースはない。今年も的中させ、新装中京での愛知杯3連勝といきたいところだ。

 レースにいってみたい。
 今年も昨年までの流れが続くと見た(願望)。本命は各上挑戦の◎イリュミナンス。前走は5着に敗れたが、54 kgのハンデを背負って牡馬相手に0.4秒差なら悪くない。左回りもクイーンCで3着の実績があれば問題なし。距離さえ保てば。
 推奨穴馬も、各上挑戦の馬からリメインサイレント

 中山大障害は、今年はメインレースとして行われる。素晴らしいことだ。
 本命は◎レッドキングダム。西谷騎手がメイショウヨウドウを選んだのは気がかりだが。

 リゲルSは人気でもレッドアリオン。

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2014年12月17日水曜日

電子ピアノを買いました~ピアノ歴半年、小学1年生~

 わが娘は小学1年生。今春からピアノを習い始め、先日は初めての発表会に参加した。楽譜もずいぶん読めるようになり、新しい楽曲も自分で練習できるようになってきた。あっという間に上達して、ピアノ未経験者の私(父親)には、もう教えることはなくなった。(親バカを承知で言うと)よく頑張っている。
 いままでは私が学生時代に買った(正確に言うと、買って放置していた…)キーボードで練習していたのだが、この様子を見てピアノを買うことにした。といっても、わが家はマンションということもあり、電子ピアノである。しかも代金は、おばあちゃん(私の母親)が出してくれた。ありがたい話だ。

 というわけで先日、ピアノの先生のお得意さんのお店に買いに行った。日曜だったが、客はわれわれだけ。お店の人は、電子ピアノと聞いてちょっとガッカリしたのかもしれないが、それなりにていねいに対応してくれた。
 そして買ったのがこちら。Rolandの製品で、上から2番目(たぶん)のグレードだ。


 確かに、キーボードとは音の質が違う。娘も気持ちを新たにしたらしく、前よりも張り切って練習するようになった(ように見える)。
 電子ピアノの利点は、まずはヘッドホンで練習できることだろう。やろうと思えば、朝でも夜でも弾くことができるのはありがたい。
 もう一つの利点は、音が鳴らせること、つまり音源を再生できることだ。内部に保存された曲に加え、USBを通じて、外部の音源を再生できる。娘とその弟(4歳)は、USBに収録された「妖怪ウォッチ」の曲を再生しては、踊っている。

 いい買い物だったと思う(お金は出してもらって、偉そうですが…)。頑張って練習して、上手になってください。

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2014年12月14日日曜日

【予想の回顧】阪神ジュベナイルF、カペラS、チャレンジC(2014)

 阪神ジュベナイルFの本命は◎ロカ。まさか1番人気とは。それも1頭だけやや抜けている。ちょっとインフレ気味だ。
 レーススタート。何とロカが大きく出遅れ。しかもかかっている。そして4コーナーでは大外へ。これで勝つようなら超大物だが、そうは問屋が卸さず、8着まで。あそこまで出遅れては参考外だが、レースを使ってうるさくなってきたのは気がかり。
 勝ったのはショウナンアデラ。今回は出走馬すべての父が違う種牡馬だったのだが、終わってみればディープインパクト産駒の勝利だった。

 中山ではカペラS。
 本命◎サウンドガガは好発を決めて好位の外にとりつく。直線に入っても、ダノンレジェンドには届きそうにないが、好位で粘っている。馬券はワイドで買っていたので
「そのまま~」
と声を出したのだが、最後の最後にドドッとかわされて、クビ差の4着。惜しかった。

 土曜は阪神でチャレンジC。
 本命◎デウスウルトは中団の後方から。結果的にはこの位置にいた馬が1~3着を占めた。デウスウルトは馬群の中で脚をためる。かかり癖のあるこの馬にとって、思い通りの位置取りだ。4コーナーではいい手応えで前に接近。外にも進路があったように見えたのだが、川田騎手は内を突いた。
「ええ~。詰まりませんように」
という願いが通じたのか、馬群を縫うように抜けてきて、逃げたエイシンヒカリを捉まえて先頭に立った。そのまま押し切るかに思えたが、最後にトーセンスターダムに差され、フルーキーと同着の2着。勝利には届かなかったが、折り合えば重賞でも通用することを証明した。川田騎手も見事な騎乗だった。
 馬券はワイドで買っており、1-2着、2-2着の組み合わせを取った。

 今週は3戦1勝だったが、当たった一つがけっこうついたし、他のレースもポツポツ当たったので、トータルの収支はプラスになった。ラスト2週、この調子でいきたい。

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2014年12月13日土曜日

【予想と与太話】阪神ジュベナイルF、カペラS(2014)~1勝馬にもチャンス~

 今週は阪神JF。昨年もここの1、2着馬が桜花賞でも1、2着になるなど、来春のGIに直結するレースである。これだけ結びつきが強くなったのは、阪神が改装されてからのことだ。阪神の芝1600 mはスピード・スタミナともに要求される、タフなコースになった。
 実際、過去のこのレースを見ても、短距離ばかり使われてきた馬は苦戦傾向だ。逆に1600 m、1800 mで結果を残している馬が活躍している。

 レースにいってみたい。
 今年は前哨戦が波乱の結果だったこともあり、混戦模様。実績から言えば、1800 mの札幌2歳Sでも好走しているレッツゴードンキが最右翼なのだろうが、今年は新興勢力にもチャンスがあると見た。
 本命は◎ロカ。新馬戦は相手に恵まれた感もあるが衝撃的な末脚を見せた。余裕を持ったローテーションでここに向かい、無事に抽選をくぐり抜けた。最内枠はやや誤算だが、ジョワドヴィーヴル以来の、デビュー2戦目でのGI勝利を期待したい。しかし、現在のところ1番人気とは…。ちょっとインフレ気味か。
 推奨穴馬は、こちらも1800 mの新馬勝ち直後のカボスチャン。鍋の季節にカボスの出番がないか。

 カペラSはサウンドガガが本命。外枠有利の中山ダート1200 m、叩き2走目で一発が。

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2014年12月12日金曜日

【予想と与太話】チャレンジカップ(2014)~思い切って人気薄から~

 気がつけば12月も半ば、今年もあとわずかだ。早いなあ…。競馬も残り3週。気持ちよく締めくくりたい。

 そんな土曜は阪神でチャレンジCが行われる。
「チャレンジC? また新しい重賞ができたんか」
と思っていたら、朝日杯チャレンジCから朝日杯の冠が抜けただけだった。朝日杯FSが阪神に移ったため、2週連続で阪神で朝日杯はいかがなものかと、朝日杯の冠はセントライト記念に移動したのだ。
「朝日杯」という冠がとれただけで、全く別のレースに見えてしまったのは私だけだろうか。

 レースにいってみたい。
 デビューから5連勝中のエイシンヒカリが登場。芦毛の快足逃げ馬というだけでも目立つのに、前走の外ラチへの突撃で一気に注目を集める存在になった。破天荒な馬は人気が出る。ここもスイスイ逃げ切るようなら来年が相当に楽しみだ。
 という前振りとは関係なく、本命はデウスウルト。それまでのもどかしい走りが嘘のように、前走はスパッと弾けた。その前走は小回りだったが、長い直線のほうがむしろ得意。昇級初戦なのでハンデも恵まれた。前走が見事だっただけにもう一度、武豊騎手に乗ってほしかったが、お隣の馬が出てくるのなら仕方ないか。インで折り合いたい。
 本命馬が人気薄なので推奨穴馬はナシ。手広く流す。

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2014年12月11日木曜日

書評 万城目学ほか『みんなの少年探偵団』(ポプラ社)

アホらしい。でも、懐かしくて面白い。


 万城目学、湊かなえ、小路幸也、向井湘吾、藤谷治。5人の人気作家が書いた、怪人二十面相シリーズのスピンアウト短編集。それぞれの作家がそれぞれの趣向で、怪人二十面相シリーズにまつわる話を書いた。
「うまい」
と思える作品から
「そりゃないやろ」
というズッコケ気味の作品まで、どれも各作家の色が出ていて楽しく読めた。

 小学校の図書館で、怪人二十面相シリーズや怪盗ルパンシリーズに熱中した頃の記憶が蘇る。私はいまでも好んでミステリーを読むが、その入り口がこれらのシリーズだった。そういう人は多いだろう。
 しかし、本書はあくまでスピンアウトなので、本書を単独で楽しむことはできない。本編である怪人二十面相シリーズの読者にしか通用しない作品である。私は、小1の娘にも読めるのではないかと本書を買ったのだが、それは全く無理だった。

 母校の図書館に、まだこのシリーズは残っているのだろうか。




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映画評 『アーティスト』

ウィンクを「飛ばす」とは、こういうことを言うのね


 2011年のアカデミー賞で作品賞を初め5部門を受賞した映画。無声映画なので
「映画通にしかその面白さは分からないのではないか」
とちょっと敬遠していたのだが、とんでもない間違いだった。

 役者陣、特に主演男優・女優の演技には脱帽だ。台詞は聞こえなくても、体の動き、表情、目の動きなどから、ビシバシとメッセージが伝わってくる。主演男優・女優とも「映画の中の役者」の役なので、演技をする人の演技をしなければならないわけだが、これが何の違和感もなく演じられている。参りました。
 特に主演女優のウィンクと投げキッスには魂を奪われた。ウィンクを「飛ばす」という表現があるが、なるほど、これがそうなのか。こんなウィンクや投げキッスを飛ばされたら、骨抜きになること請け合いである。だれか私に飛ばしてくれないだろうか。

 最後のシーンもよかった。
「with pleasure」
決め台詞に使ってみたいなあ。

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2014年12月9日火曜日

書評 松本博文『ルポ電王戦 人間vs.コンピュータの真実』(NHK出版新書)

おそらく、コンピュータはすでに人間を上回っている。


 まずは電王戦について少し説明を(ご存じの方は読み飛ばしてください)。
 電王戦とは、将棋のプロと将棋ソフトが勝負する大会で、2014年で第3回を迎えた。第1回はかつての名棋士、米長邦雄がソフトに敗れた。第2回は5名の棋士と五つのソフトの総当たり戦となり、人間側はすべて現役のプロが登場。しかし結果は、人間の1勝3敗1引き分け。
 そして迎えた第3回。プロはA級クラスを筆頭に期待の若手も含めた5名の精鋭を送り込んだ。さらに「ハードは統一のものを使用」「ソフトを事前に棋士に提出」「それ以降、ソフトの改変は禁止」など、人間側に有利なルールが新たに設けられた。
 しかし、この条件なら棋士側が圧倒するだろうという大方の予想を裏切り、結果は人間の1勝4敗。最強クラスこそ出場していないものの、それに次ぐレベルの棋士までやられてしまった。

 この様子をルポとして書いたのが本書。著者の松本氏は東大将棋部出身で、ITの発展に伴って将棋界が変わっていく様子を丹念に追ってきた将棋ライターだ。いまのように話題になる前から将棋ソフトについても取材を重ねており、開発者たちとの縁も深い。本書を書くにはうってつけの人物といえよう。
 電王戦を扱った書籍はたくさん出ているが、その多くは棋士側にスポットが当てられており、ソフト開発者側は悪役とまでは言わなくても、相手側として書かれている。
 しかし本書では、ソフト開発者側にも十分にフォーカスし、その情熱や努力、私生活にまで踏み込んで描写している。これまでやや置き去りにされてきたソフト開発者側を丹念に描き、彼らこそがむしろ電王戦の主役であることを明らかにしたと言えよう。

 ソフト開発者側の詳しい様子は本書で初めて知ったのだが、これがなかなか興味深い。やはり、オタクっぽい感じの人が多い(笑)。また、かなりオープンなコミュニティであることには驚いた。プログラムの中身を全て公開したり、ソフトの思考法を検討し合ったりしているらしい。ソフトの開発というと、狭い部屋で一人で黙々と夜を徹して行うようなイメージだったのだが、そうではないらしい。
 このように、将棋ソフトのコミュニティも棋士のコミュニティと似ていて「仲はよいけど、ライバル」的な関係なのが興味深かった。

 そして本書を読んだ結論としては、おそらくソフトはすでに人間を上回ったと思う。いきなり「さあ、対局してください」ということになれば、羽生さんでも負けてしまうのではないか。事前にソフトの弱点などを十分に研究して、ようやく五分というところかもしれない。
 しかし、それで将棋の魅力が色あせることはないだろうとも思う。人間vs.コンピュータは、人間vs.人間とはまた違った文化を創り出していくに違いない。

 将棋ソフトの次のパラダイムシフトは「ルールだけを教える」ソフトの開発だろう。現在の将棋ソフトは、人間の築いてきた膨大な棋譜がベースになっている。それを取っぱらい、ルールだけを教えて独自の差し手を学習させていくのだ。それが実現すれば、新たな定石が山のように生まれてくるだろう。
 いまはまだ夢の段階だが、あっという間に実現してしまうのかもしれない。




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2014年12月8日月曜日

書評 宮部みゆき『ソロモンの偽証』(新潮文庫)

「こんな中学生たちがいるわけないやろ」と思いつつ、グイグイ引き込まれた。


「いつかは読まねば」と思っていた宮部氏の長編。積ん読が溜まっていたので買い控えていたのだが、妻が買ってきたので読み始めたところ…やめられない止まらない。かっぱえびせん状態である。

 ある一人の目立たない中学生の死の真相を、生徒たちが校内裁判で明らかにしようとするのだが「こんな中学生がいるわけないやろ」という生徒が次々に登場する。とはいえ決して荒唐無稽ではなく、圧倒的な推進力と、徐々に真相に近づいていく展開にページをめくる手が止まらない。

 宮部小説には必ず登場する「胸くその悪い連中」が本作にも出てくる。宮部氏はこういう連中を書くことにかけては、天下一品だ。あんないい人に、どうしてこんな連中が書けるのだろう。
 今回は、そういう連中が何人も独立に現れるものだから、いつにも増して「うへぇ」となってしまうのだが、それでも引き込まれてしまうのが宮部小説。一つ読み終えると、しばらく遠ざかってしまうのは、そのせいかもしれない。
 最後は全てが明らかになり、中学生たちのその後を描いたスピンアウト短編もオマケについている。ご馳走様でした、満腹です。
 やめられない止まらない、ついつい食べ過ぎてお腹いっぱい。かっぱえびせん小説だ。

【粗筋】
 ある中学生の死の真相が、外堀から埋められるように、少しずつ明らかになっていく。
 誰がどう見ても自殺と思われた事件の裏には何があったのか。少年が殺されるのを見たという告発文、その告発文がマスコミに漏れて濡れ衣を着せられる担任の教師、告発文で殺人者呼ばわりされた超悪ガキ中学生。何が本当で何が嘘なのか。
 大人たちは体面を保つのに精一杯で何も明らかにしてくれない。事件のあった中学校の生徒である涼子は、校内裁判を行うことを決意する。反対する大人たちを説き伏せて裁判の開催を取り付けたのだが、それは事の始まりに過ぎなかった。事件の真相は、どこにあるのか。

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2014年12月7日日曜日

【予想の回顧】チャンピオンズC、金鯱賞、ステイヤーズS、逆瀬川S(2014)

 チャンピオンズCの本命は◎コパノリッキー。1番人気になるだろうとは思っていたが、1頭だけ抜けた人気になるとは。
 スタートは普通に切ったのだが、道中は中団の後方。想定外だ。
「これはハイペースなのか?」
と思っていると、1000 mは1分2.3秒とむしろスロー。これはマズイ。しかも4コーナーでは大外へ。
「これで勝てば相当だな」
という期待(妄想?)は崩れ去り、12着に沈んだ。1番人気が本命でこの結果だと、ヘコみますなあ…。
 敗因は行けなかったことに尽きるのだろうが、それではなぜ行けなかったのだろうか…。馬に聞くしかないのか。
 前に行った馬が上位を占め、ホッコータルマエが見事に昨年の雪辱を果たした。ドバイで体調を崩したそうだが、よく立て直した。陣営の努力にも賛辞を送りたい。

 土曜は中京で金鯱賞。
 ◎エアソミュールは中団のやや前につけるが、かなり行きたがっている。これはマズイ。直線では前走と同じく馬群を割ってきたが、前走ほどの脚は使えず、3着まで。折り合いを欠いたのが響いた。
 勝ったラストインパクトはレコードで1馬身半の差をつけた。距離は保つだろうし、有馬記念でも勝負になるかもしれない。馬券は馬連をだったのでハズレ。

 中山ではステイヤーズS。
 ◎スズカデヴィアスは中団から脚を伸ばすが前に迫るところまではいかず、4着まで。上位とは決め手の差か。馬券はワイドで買っていたので、惜しかった。
 勝ったのは昨年に続いてデスペラード。横山典騎手はこのレース5勝目らしい。長距離線は騎手で買えということか。

 阪神は逆瀬川Sがメイン。
 ◎スズカヴァンガードは単独2番手に収まる。期待通りの展開だったが、最後は抵抗及ばず4着止まり。ここもワイドで買っていたので、あと少しだったのだが…。

 馬連で買えば軸馬が3着、ワイドで買えば4着と、絵に描いたような惜敗が続いた…。

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2014年12月6日土曜日

【予想と与太話】チャンピオンズC(2014)~新王者へ~

 ジャパンカップダートが名前と場所を変えてチャンピオンズCとなった。招待レースをやめたため名前を変えたのだが、その初年度からアメリカから自費でインペラティヴが参戦してくれた。アメリカの馬にとって、左回りはやはり魅力なのだろう。
 中京にGIが増えたのはよいことだと思うが、他のローカル競馬場にもGIを作れないものだろうか。JBCのように持ち回りのGIを新設するのも面白いと思う。

 レースにいってみたい。
 フェブラリーSの勝ち馬に、上昇中の4歳勢と歴戦の古馬陣が挑むという構図。本命は◎コパノリッキー。フェブラリーSを最低人気で勝った後、GIを3戦して1着、2着、1着。フロックではなかったことを示した。ここも勝って、新王者の地位を確立させてほしい。スムーズに先行できれば。
 本命が1番人気なので相手を絞りたいのだが、これが難しい。4歳ではインカンテーション、古馬ではローマンレジェンドを厚めに押さえる。
 推奨穴馬はベストウォーリアワイドバッハ。前者は距離が保てば。後者は武蔵野S勝ち馬なのに人気がない。

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2014年12月5日金曜日

【予想と与太話】金鯱賞、ステイヤーズS、逆瀬川S(2014)~スズカ祭り~

 師走に入り、今週から阪神・中山・中京開催が開幕。今年も残り一開催。なるべくマイナスを減らして一年を終えたいものだ。

 ところで、馬券道場が今年で終わってしまうらしい。馬券をたくさん買う人が有利ではない催しなのでけっこう好きだったのだが、残念だ。
 この馬券道場によって、私の馬券スタイルに変化があった。他のレースでも単勝を買うようになったのだ。お財布の事情により馬券代が少なくなっていくなか、単勝100円、200円の1点勝負でレースを楽しむことを覚えた。大レースに集中して投資するのもよいが、多くのレースに参加するのも面白い。下級条件馬や障害馬にも(そういうクラスにこそ)個性的な馬がたくさんいるものだ。こういう楽しみ方を教えてくれた馬券道場には感謝したい。

 そんな土曜は中京で金鯱賞が、中山でステイヤーズSが、阪神で逆瀬川Sが行われる。
 金鯱賞はこの時期に移ってから3回目。昨年はここをステップに、ウインバリアシオンが有馬記念で2着に入った。さて、今年はどうだろうか。

 レースにいってみたい。
 毎日王冠と京都大賞典の勝ち馬が参戦。普通なら、迷わず天皇賞・秋かJCに向かうと思うのだが、珍しいことだ。名門厩舎(角居厩舎と松田博厩舎)だけに余裕があるのか、それとも何か思惑があるのか。

 本命は、毎日王冠の勝ち馬◎エアソミュール。今年の毎日王冠のレベルは低かったのかもしれないが、決して恵まれた勝ち方ではなかった。狭いところを抜けてきた脚には見どころがあったように思う。折り合い一つ。
 推奨穴馬はカレンブラックヒル。穴というほどではないかもしれないが、開幕馬場ですんなり行ければ。

 ステイヤーズSは思い切って◎スズカデヴィアスが本命。長距離適性があれば、この相手なら。
 逆瀬川Sも穴っぽいところから◎スズカヴァンガードが本命。上昇度を買う。スズカ祭りを期待したい。

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2014年12月3日水曜日

書評 森博嗣『科学的とはどういう意味か』(幻冬舎新書)

科学者が、科学的な思考法の重要性を、「非」科学的に書いた本。


『すべてがFになる』のドラマ化で再ブレイク中の森氏が
「科学的に物事を考えないと損する、というか危険だよ」
ということを述べた本。
「科学的思考法」というとちょっと大げさだが、「みんなが」とか「多くの方々が」とか「使用者の大多数が」とか、そういう形容詞に惑わされずに、物差し(数値)で考えれば騙されたりしないよ、という主旨の本だ。

 しかし、本書の主張は科学的ではない。これは、嘘が書いてあるという意味ではなく、森氏の個人的な見解・思いを元に述べられているという意味である。
 本書では「科学的に考えないと損しますよ」ということが統計的に示されているわけではないし、そもそもそういう統計を作ること自体がほとんど無理だろう。森氏の見解を「非」科学的に伝えた本なのである。
 科学の重要性を伝えるのに非科学的な主張にならざるを得ないのはちょっと皮肉な感じもするが、その分、科学に抵抗感のある人にとっても読みやすいものになっている。さすがは理系小説家だ。本書を書くのに、森氏よりも適した人は、少なくともいまの日本にはいないだろう。

 非科学的に書かれた科学啓蒙書。科学に抵抗のある人にこそ読んでほしい。




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2014年12月1日月曜日

書評 島田潤一郎『あしたから出版社』(晶文社)

本が好きな人にはぜひ読んでほしい。必ず夏葉社の本が読みたくなるはず。


 晶文社の「就職しないで生きるには21」シリーズの一冊。小説家を目指していたが、それに見切りをつけ、出版社を立ち上げることを決意したのが著者の島田氏。出版社「夏葉社」の唯一の社員である。
 島田氏は小説家を志していたが、それに見切りをつけて就職活動をはじめる。しかし、全くうまくいかない。そんなとき、親友とも言える従兄弟が亡くなった。それをきっかけに
「仕方がない、もういいや」
と思った島田氏は従兄弟の両親、すなわち叔父と叔母の喜ぶことをしようと決意した。そのとき念頭にあったのは一編の詩。それを出版し、叔父と叔母に捧げることを誓ったのだ。

 正直、甘い。「人生そんな甘いもんじゃないよ」と言いたくなる人も多いだろう。しかし島田氏は一人で出版社を立ち上げ、周囲にも支えられながら、上記の詩集を含む何冊かの本の出版を成し遂げた。
 島田氏の実行力、突撃力が成功(出版に至ったこと)の一因だが、驚いたのは本に対する愛情だ。一冊一冊に対する思い入れが桁違いなのである。この愛情と思い入れがなければ、島田氏の夏葉社は早々に潰れているだろう。
 私も出版にかかわる仕事をしているが、本に対する愛情は島田氏の足元にも及ばない。「見習わなければ」と感じるよりも、圧倒的な差を目の当たりにして
「オレにはこうはなれないな」
と白旗モードである。

 ここまで本を愛せるのか。



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