2013年12月23日月曜日

予想の回顧 有馬記念、ラジオNIKKEI杯2歳S、中山大障害、阪神C 2013

 有馬記念はオルフェーヴルが圧勝。説明の必要はなかろう(といいつつ、説明するのだが)。道中は折り合いに専念。3コーナーからマクっていき、4コーナーでは先頭に。直線はラチ沿いを突っ走ってグイグイ差を広げ、使う必要のないムチも持ち出して、8馬身の差をつけた。
 相手に恵まれた面はあるにしろ、GIでこの圧勝劇。池添騎手は、凱旋門賞で乗せてもらえなかった悔しさを、少しは晴らしたことだろう。
 2着に入ったのはウインバリアシオン。道中は中団に待機して、ラチ沿いをピッタリと回る。3コーナーを過ぎて馬群が凝縮したところでうまく外に出し、オルフェーヴルの作った進路を追うように抜け出しをはかる。直線半ばで2着に上がると、最後はゴールドシップの追撃を退けて2着を確保。脚もとさえ大丈夫なら、来春が楽しみだ。
 3着は、しぶとく伸びたゴールドシップ。圧勝か惨敗か、というレースぶりが続いていた馬だが、最後までまじめに走って馬券圏内を確保した。手替わりがよかったのか、ブリンカーが効いたのかは分からないが、3歳春の頃に戻ったようなレースぶりだった。
 馬券は、馬連を本線でとり、少し浮いた。

 土曜の阪神メインはラジオNIKKEI杯2歳S。
 ◎デリッツァリモーネは中団から。スローペースならもう少し前につけると思っていたのだが、想定よりやや後ろだ。3、4コーナーではいい手応えで外を回っていき、直線入り口で先頭を射程圏に捉える。ところが、そこからサッパリ伸びず、10着に惨敗。この程度の馬だったということなのだろうか。

 土曜の中山では中山大障害。
 ◎バアゼルリバーは4、5番手から。最終周で満を持して進出を開始するが、前には残られ、後ろには差されて4着。ピリッとしない結果だった。

 月曜祝日は阪神で阪神カップ。
 ◎ラトルスネークは恒例の出遅れ。二の脚で巻き返して中団につける。レースはコパノリッキーテイエムオオタカも行かず、予想に反してスローペースに。これは痛い。
 4コーナーから直線にかけて、ラトルスネークは内で包まれてまったく身動きが取れない。ラスト200 mでようやく進路が開くが時すでに遅し。5着まで差してくるのが精一杯だった。どうも展開に恵まれない馬だ。流れが向けば勝ち負けするだけの力はあると思うのだが。

 今週は4戦1勝だったが、有馬記念を当てたので、よしとしておきたい。

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2013年12月22日日曜日

2013 阪神カップ オレの予想を聞いてくれよ

 有馬記念がオルフェーヴルの圧勝に終わり、今年の競馬もフィナーレ…とはならず、もう一日開催がある。ちょっと間抜けな感じがしないでもないが、今年の中央競馬最後の一日を楽しみたい。

 そんな月曜祝日の阪神メインは阪神カップ。このレースと札幌記念の二つしかない「定量」のGIIである。GIを何勝している馬でも、他の馬と同じ斤量で走れるわけだ。これを「スーパーGII」と呼ぶこともあるらしいが、なかなかこの呼称が定着しない。
 それはおそらく、この阪神Cがあまり「スーパー」ではないからだろう。マイルCSは終わった後で、高松宮記念まではまだ間がある。一流馬が集まりにくいこの時期に、1400 mという中途半端な距離で、なぜスーパーGIIが行われるのだろうか。JRAには何か意図があったのだろうが、どうやら空振りに終わったようだ。

 レースにいってみたい。
 本ブログ、今年最後の本命馬は◎ラトルスネーク。前走、前々走と本命に推したが、期待を裏切られた馬だ。その2走とも前残りの展開になり、後ろから行くこの馬には展開が向かなかった。しかし、2走とも上がりは最速で力は示している。コパノリチャードテイエムオオタカが引っ張ってくれそうな今回は、ズバッと差してほしい。外差しの決まる馬場なので、どこかで外に出したい。
 推奨穴馬はスギノエンデバー。前が止まれば飛んでくる。

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2013年12月21日土曜日

2013 有馬記念 オレの予想を聞いてくれよ

 いよいよ有馬記念。今年の競馬も、もう終わりである(仕事はもう一週間あるけど)。早いなあ。ビシッと当てて、気持ちよく締めくくりたい。
 今回、JRAのCM(The Legend)で取り上げられたのはテイエムオペラオー。
「レジェンドというには、ちょっと最近すぎない?」
と思ったら、あれからもう13年も経ってしまったらしい(そりゃ歳をとるはずだ)。この年、テイエムオペラオーは古馬の中長距離GIをすべて制するという大記録を達成した。超一流馬の海外遠征が当たり前になった現在、この記録はもう破られないかもしれない。

 さてレースにいってみたい。
 今年の中心は、◎オルフェーヴル。私の本命もこの馬だ。というか、本命にせざるを得ない。今年GIを勝っているのはゴールドシップだけ。秋のGI 2戦(天皇賞・秋、JC)の連対馬はすべて欠席と、相手に恵まれた。七分程度の仕上がりのようだが、それだけあれば十分だろう。昨年の宝塚記念のときと似た雰囲気を感じる。
 オルフェーヴルを本命にする以上、相手は絞りたい。金鯱賞でお世話になったカレンミロティック、その金鯱賞で長期休み明けの+30 kgで3着に差してきたウインバリアシオン、JCで推奨穴馬抜擢の期待に応えてくれたトーセンジョーダン(大外枠は痛恨だが)、この3頭が相手本線。
 推奨穴馬はヴェルデグリーン。前走は東京2000 mの大外枠で度外視できる。中山に戻れば怖い。
 みんなが忘れたころに、オルフェーヴルが最後の最後にもう一度トンデモハップンをやらかしたときのために、相手4頭のタテ目はチョロッと押さえておく。個人的には、最後にもう一度ヤンチャして、強く記憶に残る馬になってくれないか。

 予想とは関係ないが、エイシンフラッシュに触れておきたい。この馬にはダービー、天皇賞・春と二度、大きな馬券を取らせてもらい、今年の毎日王冠でもお世話になった(本命は2着馬だったが)。引退するにあたって、これまでの感謝の意味も込めて相手本線に考えていたのだが、残念ながら回避となってしまった。
 記者会見での藤原師の涙には、こっちもちょっとウルっときた。私の競馬暦は20年を超えたが、ダービー馬が6歳まで一線級で走り続けたという例は他にない。さっさと種牡馬になってしまう馬が多い中、陣営の心意気とそれをなしとげた努力に拍手を送りたい。
 たくさんお世話になりました。ありがとう。

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2013年12月20日金曜日

2013 ラジオNIKKEI杯2歳S、中山大障害 オレの予想を聞いてくれよ

 今年の競馬もラストウイーク。有馬記念の翌日も開催があるのがビミョーな感じだが、さらにもう一日楽しめるのだと前向きに捉えたい。
 昨年から今年にかけて、JRAは三日間開催をずいぶん増やしたが、効果は出ているのだろうか。ちなみに妻には
「祝日まで競馬するな」
と不評である。

 そんな土曜の阪神メインはラジオNIKKEI杯2歳S。来年からは朝日杯と入れ替えで中山に移り、ホープフルSと名を変える。数年後にはGIになるのだそうだ。
 少々ややこしいのだが、重賞としての歴史や機能はホープフルSに引き継がれ、「ラジオNIKKEI杯」という名称は「ラジオNIKKEI杯京都2歳S」に受け継がれるそうだ。これにより「ラジオNIKKEI」はレースのメインタイトルではなくサブタイトルに格下げになってしまった。こんなことを気にしているのは私だけか…。
 中山に移れば、レースの性質も大きく変わるだろう。中山の2000 mになれば、クラシックとの結びつきはおそらく弱くなると思う。JRAの意図としては、朝日杯をマイラーの頂点に、ホープフルSをクラシック路線の頂点にしたいようだが、むしろ逆の傾向が出そうな気が…。距離は短くても、ホープフルSよりも阪神1600 mの朝日杯のほうが、ダービーとの結びつきはむしろ強くなるだろうと予言しておく。

 気の早い予言はこれくらいにして、レースにいってみたい。
 ご存じの通り、クラシックとの結びつきが非常に強いレースである。昨年も、小頭数ながらエピファネイア、キズナと2頭のクラシックホースが出た。さらに、ここ5年の勝ち馬のうち3頭がクラシックを制している。
 ところが今年は、牝馬が2歳重賞をたくさん勝ったことや、数少ない重賞勝ち馬が欠席したことで、非常に手薄なメンバーになった。重賞勝ち馬はゼロで、2勝馬も2頭だけ。こんな年は記憶にない。それとも手薄に見えるのは今だけで、今年のメンバーもクラシック戦線を賑わすのだろうか…。

 本命は◎デリッツァリモーネ。2頭の2勝馬のうちの1頭だ。初勝利までに3戦を要したが、スタートが安定してからは2連勝。スローペースでの瞬発力勝負は得意とするところ(と思う)。ある程度前につけてほしい。
 推奨穴馬はセセリ…と思っていたら、むしろデリッツァリモーネのほうが人気がないようだ。ところで、セセリって鶏肉の「せせり」のことかと思って調べてみたら、「鳥のさえずり」なのだそうだ。「せせらぎ」の名詞形? でも「せせらぎ」も名詞だよなあ…。とりあず、肉の部位ではなかったらしい。

 中山大障害は◎バアゼルリバー。小坂騎手のGI初制覇に期待。

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2013年12月15日日曜日

予想の回顧 朝日杯FS、愛知杯、リゲルS 2013

 今週は朝日杯FS。
 ◎アトムは1番人気。枠順を考慮すれば妥当なところか。アトムはスタートで出負けしたが、二の脚で先団にとりつく。これが、中山1600 mは内枠が有利な理由だろう。そのまま内ラチ沿いを走り、直線を向いた。馬群がひとかたまりになり、さばくのにやや苦労したが、進路が開いてからもスパッとは切れず、5着。外が伸びる馬場だったのだろう。それを覆すほどの力の差はなかったということだ。仕方ない。
 勝ったのはアジアエクスプレス。芝レース初挑戦でGIを勝った馬はいままでいたのだろうか。驚いた。父のヘニーヒューズは面白い種牡馬だ。距離に限界はあるが、芝・ダート兼用の馬を出す。来春から日本で種牡馬生活を送る予定。産駒には要注目だ。

 土曜の中京メインは愛知杯。
 ◎フーラブライドは12番人気。思った以上に人気がない。
 レースは、セキショウが2番手を引き離して逃げ、縦長の展開に。しかし、見た目ほど速いペースではない。これは前が有利か。
 フーラブライドは3コーナーあたりから外に持ち出して進出。直線入り口では先頭を射程圏に捉え、手応えの通りにグイッと伸びて見事に1着。本ブログ本命馬で最低人気での勝利(たぶん)を達成した! 人気薄の本命が激走するという、馬券オヤジにとってはたまらないレースとなった。
 しかし肝心の馬券は、2着のキャトルフィーユを押さえておらず、痛恨のハズレ…となるところだったのだが、ワイドで流して3着のコスモネモシンを引っかけた。その1-3着のワイドが万馬券となり、(おそらく)はじめてワイドで万馬券をとった。記憶に残るレースになりそうだ。

 阪神メインはリゲルS。
 ◎コスモソーンパークは、4、5番手から。直線では前の2頭が抜け出し、1、2着はこの2頭で決まりだ。一方、コスモソーンパークは1番人気のサンレイレイザーと3着争いの叩き合い。ワイドで馬券を買っていた私は、この叩き合いの結果は死活問題だ。
 直線半ばではサンレイレイザーの脚色がよく、諦めモードだったのだが、コスモソーンパークが差しかえしてきた。
「差し返せ。もう1回いけ!」
という声が聞こえたのか(そんなわけないやろ)、コスモソーンパークが内からグイッと差し返して3着を確保。私のために(?)、よく頑張ってくれた。お馬さんにも和田騎手にも、感謝したい。もし関係者の方がこのブログを読んでいれば、彼らにこの気持ちを伝えていただけないだろうか。
 馬券は、1-3着、2-3着のワイドを的中。合計で100倍近くついたのだから、ウハウハである。
 土曜日は、ワイドに助けられた一日だった。こんなこともあるんだなあ。

 今週は3戦2勝。2勝とも配当がかなりついたので、トータルの収支も大幅プラスを計上した。ただ、土曜の反動が出たのか、日曜は久々のオケラ。浮いた分をずいぶん吐きだしてしまった。来週までに立て直したい。

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2013年12月14日土曜日

2013 朝日杯フューチュリティS オレの予想を聞いてくれよ

 今週は朝日杯フューチュリティS。来年から阪神に移ることになったので、中山では最後となる。このレース、同一条件(競馬場と距離)で行われているGIとしては最も歴史が古いのだが、その記録が今年で途絶えてしまうそうだ。代わって、有馬記念がナンバーワンになるらしい。
 このレースの代わりに、来年からは中山の2000 mで2歳のGIが新設されるのだが、これは微妙な感じがする…。皐月賞はともかく、阪神1600 mで行われる朝日杯のほうが、ダービーとの結びつきはむしろ強くなるかもしれないと、ちょっと気の早い予想をしておく。

 さてレースにいってみたい。
 先週の阪神JFとは逆に、まれに見る層の薄さだ。重賞勝ち馬は一頭のみで、しかも牝馬限定戦でのもの。来週のラジオNIKKEI杯との絡みもあるのだろうが、こんな年は見たことがない。
 しかし、中山での最後のレースを記念するかのように、さまざまな記録がかかっている。2歳GIが牡と牝に分かれてから初となる牝馬の勝利、武豊のGI全制覇、地方所属馬初のJRA芝のGI勝利、芝レース初挑戦でのGI制覇、などである。メンバーはともかく、話題の多いレースになった。
 私の本命は、それらの話題とは関係なく、◎アトム。前走はホウライアキコに逃げ切りを許したが、最速の上がりでレコードのクビ差2着まで追い上げた。ハイペースが見込まれるここは、差しきりを期待したい。枠も絶好のところを引いた。
 当初はプレイアンドリアルウインフルブルームを本命に考えていたのだが、ともに7枠を引いてしまった。ご存じの通り、中山1600 mは7、8枠はおおいに不利。両馬ともに評価を下げる。
 推奨穴馬はサトノロブロイ。前走がやや物足りないが、いいスピードを持っている。

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2013年12月13日金曜日

2013 愛知杯、リゲルS オレの予想を聞いてくれよ

 ずいぶん冷え込んできて、冬も本番だ。来週こそは、娘の反対を抑えて、おでんウイーク(おでんを作り置きする)にしようと思う。
 今年の競馬もあと二週。サクッと当てて気持ちよく新年を迎えたい。

 そんな、有馬記念前週の土曜の中京メインは愛知杯。牝馬限定戦になってから、今年で10回目の節目を迎える。
 牝馬戦になってから、馬券はかなり荒れている。9回中、馬連万馬券が3回。そのうち1回は4万円台、1回は6万円台である。逆に、馬連が20倍以下だったのはたった2回。さらに、1番人気は2連対(1着1回、2着1回)のみ。JRAで最もよく荒れる重賞の一つといってよいだろう。新装中京で行われた昨年も、この傾向は変わらなかった。
 これほど荒れる理由の一つは、もちろん牝馬限定のハンデ戦という条件だろう。さらに、それに加えて、開催時期も原因だと思う。このレース、2006年から今の時期、すなわちエリザベス女王杯の5週間後(年によって多少のズレはあるかもしれない)に定着している。この微妙な間隔が、荒れる原因となっているのではないか。
 女王杯で人気したり好走したりした実績馬は、女王杯でピークの仕上げをしたため現在は状態が下降気味。そこに加えて、ハンデを背負わされる。これが、人気馬がコケやすい原因ではないだろうか。

 そんなわけで、今年もその傾向は続くと見た。
 本命は、非実績馬から◎フーラブライド。前走で1000万条件を勝ち上がったばかりの、各上挑戦の馬だ。しかし、ダートから芝に矛先を変えて500万、1000万を2連勝というのが、昨年のエーシンメンフィスと重なる。もちろんハンデも50.0 kgと恵まれた。軽量を利して一発を期待したい。
 推奨穴馬は、◎と似た臨戦過程のウエスタンレベッカ

 リゲルSは、星の名前シリーズだが、芝のレースだ。珍しい気がする。
 本命は◎コスモソーンパーク。もうすぐ6歳のこの時期にして、阪神コースは初登場。徐々に力をつけてきた。

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2013年12月12日木曜日

息子が怪我をした ―3歳の息子が額(おでこ)を割りました…―

 恐れていた事態が、ついに現実になった。息子が額(ひたい=おでこ)をパックリと割ったのだ。今年(2013年)の11月末に、事件は起こった。

 娘(6歳)と息子(3歳半)が、いつものようにジャレあっている。体力が有り余っているのか、それともアホなだけなのか。理由はともかく、家(3LDKのマンション)の中で全力で追い駆けっこをしたり、本気で組んずほぐれつのプロレスをしたり、「毎日が運動会」状態である。
 以前から、事件の予兆はあった。「スッテーン」と転んだところ、ギリギリでイスをかわしたり、ドアを全力で閉めているところに、それを阻止しようとして手を出したり、「何かのショーですか?」と言いたくなる場面が何度もあった。
 怒ってやめさせることはできるのだが、その場限りでどうせまた同じことをするし、子どもが無邪気に楽しく遊ぶのを制限しすぎるのも気が引けて「いずれ、何か起こるかもしれないなあ」と思いつつ、放置していたのだ。
「子どもって、こんなもんだよなあ」
「世の中、ギリギリでかわすように、うまくできているもんだなあ」
とか、都合のよい解釈をしていたわけだ。

 そんなある日、心配が現実になった。
 二人とも、マックスのテンションではしゃいでいる。娘が亀のように丸まったところに、息子が覆いかぶさった。そこで娘が
「うがー」
と、息子を払いのけるように腰を浮かせた。背負い投げの状態だ。息子は、背負い投げを防ぐべく、ひっくり返らないように耐える。が、3歳の年の差はいかんともしがたく、腹ばいのまま前方に投げ出された。そこにあったのは、テレビ台。角っこ(辺の部分)に額を打ち付けた。ほとばしる鮮血(ちょっと大げさです)。見事に額が割れていた。

 この事件が起こったのは祝日の午後だったのだが、近所に救急の外来をやっている病院があったので、応急処置をしてもらえた。その結果が、こちら。


 縫うまでには至らなかったし、目ではなかったのも幸いだった。1週間後に、お医者さんから
「少し跡は残るかもしれませんが、もう大丈夫ですよ」
と言われたのだが、妻は
「なるべく跡が残らないように」
という思いが強いらしく、現在もテーピングを続けている。さらに「ケロコート」という、傷が残りにくくなる塗り薬も見つけてきて、注文した。

「ゴミゴミした家で、放任してるからそうなるんじゃないの?」
と思う方もいるだろう。しかし、そうではない。ウチのLDKはこんな感じ。


子どものために、テーブルを置かず、だだっ広くしてある。また、ウチは放任主義とは対局の、口うるさい両親であるという自信(?)はある。

 子育ては難しい。「子どもの自主性を制限しすぎないように、あまり口うるさくしないほうがよいのかなあ」と、子どものやりたいようにさせていた「遊び」が、このような結果になった。
 上にも書いたように、ウチは平均以上に口うるさい家庭である。その後ろめたさが
「家の中ではしゃぐくらいはいいか」
という甘さにつながったのだろうか。それとも、LDKをだだっ広くしていたのが逆効果だったのか。
 原因は一つではないのだろうが、「締めるところ」と「そうでないところ」の区別の難しさを改めて実感した事件だった。

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2013年12月10日火曜日

映画評 『アヒルと鴨のコインロッカー』

 先日、この映画の原作を読んだ。粗筋などが知りたい方は、そちらをご覧いただきたい。そのときに、以下のように書いた。

映像化不可能のトリックがこの小説のキモなのだ。だがしかし、何と、本書は映画化されているというではないか…。マジっすか。いったいどうやって映画にしたのだろうか、気になって仕方がない。映画を見たら、報告したい。

というわけで、さっそく映画を見てみたのだが…なるほど、よくできている。
「無理矢理、映画にしたんじゃないの?」
という疑念があったのだが、小説の雰囲気はよく伝わっており、映画にも入り込めた。
 とはいえ、小説のキモの部分の処理は、やや反則気味か。やっぱ、こうするしかないのかなあ。

 小説を先に読んだ私としては楽しめたのだが、先に映画を見た人はどうなのだろうか。原作小説の大逆転を理解できるのか。理解できたとして、それを受け入れられるのか。是非感想を聞いてみたい。



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2013年12月8日日曜日

予想の回顧 阪神JF、カペラS、朝日CC 2013

 今週は阪神ジュベナイルフィリーズ。馬群が縦長になり、思ったよりも速いペースとなった。
 ◎レッドリヴェールは中団から進める。4コーナー手前から仕掛けていき、馬場の真ん中に出すと手応え以上の伸びを見せた。先に抜け出したフォーエバーモアをかわし、ハープスターの追撃をハナ差で振り切ってゴール。見事に期待に応えてくれた。馬単を買っていたので、このハナ差は大きかった。
 戸崎騎手はGI初勝利。インタビューで自分のGI初勝利のことよりも、馬の将来のことを話す姿勢に好感を持った。戸崎騎手もお馬さんもありがとうございました。
 2着に来たのはハープスター。予想の段階で「八分の仕上がりか」と書いたのだが、馬体重は+2 kg。九分以上に仕上がっていたようだ。さすが松田博厩舎。
 3着のフォーエバーモアも含め、来春が楽しみになるレースだった。

 中山のカペラSは◎スイートジュエリーが行けず、9着に惨敗。重賞では敷居が高かったのか。

 土曜は阪神で朝日CC。
 ◎ラウンドワールドは中団の内に収まる。3、4コーナーでは最内に押し込められ、馬群がダンゴ状態になったため外に出せず、直線ではやや窮屈になった。それでも、ラスト400 mあたりで進路は開いたように見えたのだが、サッパリ伸びず、10着。多少窮屈になったにしても、致命的な不利には思えなかったのだが…。揉まれずに外を回るほうがよいタイプなのかもしれない。
 勝ったのは◎と同じ位置にいたアルキメデス。◎とは対照的に、馬群を突き抜けた。来年が楽しみだ。

 今週は3戦1勝だが、当たった一つがまずまずついたので、トータルの収支もプラスになった。今年の終わりまでこの勢いを続けていきたい。

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2013年12月7日土曜日

2013 阪神ジュベナイルフィリーズ、カペラS オレの予想を聞いてくれよ

 今週は阪神ジュベナイルフィリーズ。レース名は何度か変わったが、2歳チャンピオン牝馬決定戦としてすっかり定着している。阪神改修後は、翌年のクラシックとの結びつきも強くなり、レースの格がさらに高くなったように感じる。

 今年はハイレベルなメンバーが揃った。牡馬相手に重賞を勝った馬が3頭。それも、3頭とも1600 m以上の距離の重賞を制している。普通の年なら穴人気しそうな2戦2勝の馬が現在のところ8番人気である。
 その中から、本命は◎レッドリヴェール。札幌2歳Sの勝ち馬だ。阪神1600 mの新馬戦を制しているのも心強い。阪神改修以降はスタミナが要求されるようになり、長い距離で実績のある馬が活躍している。1800 mの重賞を勝っているこの馬に期待したい。休み明けだが、予定通りのスケジュールなら心配なかろう。
 ハープスターは、八分のデキといったところか。少し重めも残っているようだ。この仕上がりでアッサリ勝つようなら、相当な化け物だ。
 推奨穴馬は関東の2勝馬2頭フォーエバーモアマジックタイム。もう一頭、使う度に力をつけているモズハツコイ

 カペラSは◎スイートジュエリー

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2013年12月6日金曜日

2013 朝日チャレンジカップ オレの予想を聞いてくれよ

 今年の競馬もあと3週。ビシッと締めたいところだ。
 土曜の阪神メインは朝日チャレンジカップ。朝日CCといえば、秋競馬の開幕週で定着していたのだが、昨年からなぜかこの時期に。中京の重賞と入れ替わったのかもしれないが、そんなことせんでもいいのになあ…。JRAの番組変更には不可解な点が多い。
「毎年、必ずいくつかの重賞をいじらなければならない」
という内規でもあるのだろうか。

 さて、レースにいってみたい。
 一流馬はGI戦線真っ最中のこの時期だけに、実績馬はほとんどいない。オープン特別常連組と登り馬が激突する。となれば、勢いのある登り馬に人気が集まるのも当然か。
 私の本命も、登り馬組から◎ラウンドワールド。1番人気になりそうだ。春は惜しいところで権利が取れず、クラシックに出走できなかった。しかし、それが災い転じて福となったのか、休養あけの前走で、鮮やかな勝ちっぷりを見せた。9ヶ月間休ませたのがよかったのかもしれない。阪神の外回りで、末脚の破壊力も倍増を期待したい。倍返しだ(ちょっと違うような)。
 相手も、人気だがタマモベストプレイアルキメデスが有力。
 推奨穴馬は一皮むけた感のあるコアレスドラードと、着順ほど負けていないハナズゴール

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2013年12月5日木曜日

書評 スティーヴン・ストロガッツ『ふたりの微積分 ―数学をめぐる文通からぼくが人生について学んだこと―』(岩波書店)

 これぞ、男の友情だ。

 著者のスティーヴン・ストロガッツは、MITなどを経て、現在はコーネル大学で教授を務める数学者。その著者と、高校時代の数学の教師だったドン・ジョフリー先生との、30年以上に及ぶ文通での交流を描いた作品。

「手紙を通じた、心の温まる交流」と聞くと、人生の悩みを綴ったような文通を想像してしまうが、彼らの手紙にはそのような内容はほとんどない。手紙の内容は、ほぼすべてが数学に関することなのだ。
 しかし、著者が自分の人生を振り返りつつ、当時の状況を地の文で挟み込むことにより、手紙の文面の底に横たわる気遣いや思いやりが、しみじみと伝わってくる。人生のどのような局面でどのような手紙が届き、それに対してどのような返事を書いたか。そこを顧みることで、「過去が現在に追いついてくる」ような著者の心情が描かれる。

 文通の期間中に、著者本人には、数学者という進路への悩み、離婚、再婚、兄や親の死などの出来事が起こる。一方、ジョフリー先生は、息子の死、数学教師からの引退、脳卒中などを経験する。
 しかし、手紙にはこれらの出来事はほとんど語られない。あくまでも数学を通じて、彼らは文通を続けるのだ。この、つかず離れずというか、相手の敷地に土足で踏み込まない関係に心が動かされる。これぞ、男の友情だ、
 男の友情というと「スクールウォーズ」のような熱血ドラマを想定しがちだが、そういうのはむしろレアケースだろう。本書のような、そこはかとなく相手を気遣う、遠いようでいて実は近くにいる関係こそ、男の友情なのだ(独断)。

 ただ、本書に出てくる数学の内容は非常に難しい。高校の数学をマスターした人でも理解できない部分が多々あると思う。しかしその部分は「宇宙語で書いてある」と思って読み飛ばしても差し支えない。
 手紙の内容の大半は宇宙語で書いてあるのに心に響くのはなぜなのだろう。不思議だ。



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書評 NHKスペシャル深海プロジェクト取材班、坂元志歩『ドキュメント 深海の超巨大イカを追え!』(光文社新書)

 4人の男(オッサン)の執念が、ムンムンと臭って、いや匂ってくる。

 みなさん、見ましたか?「NHKスペシャル 世界初撮影! 深海の超巨大イカ」。2013年1月に放送され、生物ドキュメントとしては異例の高視聴率(16.8%)を記録した番組である。宇宙よりも遠いといわれる深海に住むダイオウイカの動く姿を、世界で初めて捉えた映像は迫力満点だった。
 その番組の制作過程の裏側を書いたのが本書である。まだ番組を見ていない人は、まずそちらをご覧になることを強くお薦めする。

 中心人物は4名。NHKの岩崎と小山、カメラマンの河野、そして国立科学博物館の窪寺である。この4人の
「ダイオウイカの映像を撮るんじゃ~」
という執念が、あの1時間余りの番組として結実した。その過程が、時間の経過とともに記されている。部長職を辞してプロデューサーとして現場に戻った岩崎。仕事の合間を縫っては小笠原に行き、ダイオウイカを追う小山と河野。研究者として、その半生をダイオウイカに捧げてきた窪寺。彼らの執念が、小笠原の漁師たちを、NHKの上層部を、海外のメディアを動かした。
 この、一歩間違えばストーカーと言われてしまいそうな、彼らの執念を読むための本であるといえよう。天才と変態は紙一重だということがよく分かる(?)。
「彼らの執念の数百分の一でも私にあれば、もっと出世できるのに…」
と妄想せずにはいられない。

 クライマックスは、やはりダイオウイカとの遭遇の場面。番組にもなった、潜水艇を使っての撮影のシーンだ。ここに至るまでの思いがすべて凝縮したかのような、奇跡のシーンが撮影される様子は圧巻である。もう一度番組を見たくなる。

 残念だったのは、この撮影の直接のMVPは、上記の4人ではなかったことだ。アメリカのエディス・ウィダーの開発したエレクトリック・ジェリー(電子クラゲ)という機器が、ダイオウイカをおびき寄せた。この、ごく弱い青い光がクルクルと回る機器をエサと思い込み、ダイオウイカがアタックを仕掛けてきたのだ。恐るべし、欧米の底力。
 とはいえ、ダイオウイカがアタックしてきたのは、他の研究者たちではなく、窪寺が潜水艇に乗っているときだった。窪寺を含む4名の執念がなければ、ダイオウイカは来なかったのかもしれない。




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2013年12月1日日曜日

予想の回顧 ジャパンカップダート、金鯱賞、ステイヤーズS、GブライドルT 2013

 今週はジャパンカップダート。ホッコータルマエが1番人気になるだろうとは思っていたが、1倍台はちょっと人気しすぎのような気がした。そこまでの差はなかろう。
 レーススタート。逃げが予想されたパンツオンファイア(「尻に火がつく」という意味らしい)は馬場の違いに戸惑ったのか、行けず。その結果、エスポワールシチーがすんなりハナを切る。レースは予想外のスロー。これは前有利か。
 ◎ベルシャザールは3コーナーからマクリ気味に上がっていく。この流れで外を回しては厳しい…と思っていたのだが、外をグイグイと伸びると、先に抜け出したホッコータルマエをかわして見事に1着。これは強かった。
 2着にはその後ろを追うように伸びてきたワンダーアキュート。またしてもあと一歩届かなかったが、確実に差してくる。6番人気とは、人気の盲点だったか。
 馬券は厚めに買っていた馬連をとった。5000円近くついたのは美味しかった。

 土曜の中京メインは金鯱賞。
 逃げ馬不在でスローペースのはずが、意外に縦長の展開に。ハナを切ったのは、何とメイショウナルト。「サイレンススズカメモリアル」だったので、武豊は何としてもハナを切りたかったのだろうか(そんなことはないと思うが)。
 ◎カレンミロティックはそのメイショウナルトから離れた2番手。直線入り口で、早くもメイショウナルトが失速。押し出されるようにカレンミロティックが先頭に立つ。
「これはちょっと早いのでは?」
という心配をよそに後続との差を広げ、2馬身半差の完勝。有馬記念での伏兵の一頭になりそうだ。
 2着は道中3番手につけていたラブリーデイ。馬連をとった。
 2、3番手の馬が1、2着に残ったことを考えると、ハナを切ったメイショウナルトは不甲斐なかった(しんがり負け)。そうとう引っかかったのだろうか。
 3着にウインバリアシオンが突っ込んできたのには驚いた。長期休養あけで+30kgなのに格好をつけた。次走は有馬記念か。印がいりそうだ。

 中山メインはステイヤーズS。
 ◎ユニバーサルバンクはぽつんと一頭で中団を進む。勝ち馬の切れ味には完敗だったが、しぶとく伸びて2着を確保。よく頑張ってくれました。馬連をとった。

 阪神メインはGブライドルT。
 ◎アメリカンウィナーはいい手応えで直線を向くが、閉じこめられて行き場を失う。さすがWSJSといったところか。最後は進路を確保するが2着までが精一杯。馬券は、相手を絞っていたため1着のクリノスターオーが抜けており、ハズレ。

 今週は4戦3勝で、外れたレースも◎は2着。トータルの収支もプラスになった。この勢いを有馬記念まで続けていきたい。

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2013年11月30日土曜日

2013 ジャパンカップダート オレの予想を聞いてくれよ

 今週は阪神でジャパンカップダート。来年から中京に移るため、阪神では最後のレースとなる。中京にGIが増えるのはよいことだし、左回りにするとアメリカから馬が来てくれるかもしれない。JRAの番組変更には批判的なことが多い私だが、今回は妥当な判断だと思う。代わりに阪神には2歳のGIができるそうだし、快く送り出したい(?)。

 さてレースにいってみたい。
 GI馬が9頭という豪華メンバーが揃った。また、招待レースとしては最後のレースにアメリカから一頭参戦してくれたのもありがたい話だ。
 本命は、そうそうたるメンツを差し置いて、ベルシャザール。ダービーでオルフェーヴルの3着した素質馬が、ダートに路線を変更して能力開花。前走は着差以上の勝ちっぷりで重賞初制覇を飾った。その前走直後は、ここ(JCD)はパスしてフェブラリーSを目指すという話だったのだが、予定を変えてここを使ってきた。調子がよいからこその予定変更だと解釈したい。
 松田国厩舎で芝からダートに変わって活躍した馬と言えばクロフネだ。そこまでの活躍を期待するのは酷だが、似たような雰囲気は感じる。
 推奨穴馬は、こちらも芝の実績があるブライトライン。もう一頭はグレープブランデー。前走の負けで人気を落としているが、馬体が絞れれば怖い。

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2013年11月29日金曜日

2013 金鯱賞、ステイヤーズS、ゴールデンブライドルT オレの予想を聞いてくれ

 今週から阪神・中山・中京開催が開幕。今年の競馬もあと4週間だ。今年の馬券成績は散々だったが、秋以降は少し持ち直してきた。最後の開催で一稼ぎして、例年並みの水準に戻して一年を終わりたい。

 そんな開幕週の土曜日は、中京で金鯱賞、中山でステイヤーズS、阪神でWSJSのゴールデンブライドルTが行われる。
「この時期に金鯱賞ですか…」
とさっそく文句をつけたのが昨年のこと。今回が、冬に移ってから2回目である。
 さい先よく、昨年の勝ち馬オーシャンブルーは、次走の有馬記念で2着に入った。今年も有馬記念で好走する馬が出るだろうか。

 さてレースにいってみたい。
 かなり手薄なメンバーだ。実績馬の多くは休み明けや不調。GIIなのに、各上挑戦の馬もチラホラ見える。
 それなら本命は◎カレンミロティック。前々走で準オープンを勝ち上がった馬だ。前走は初のオープンで人気を裏切って惨敗したが、初の洋芝、距離、展開、馬場など悪条件が重なった。左回りも得意だし、リフレッシュされた今回は本領発揮。
 相手は、メイショウナルトをは厚めに抑える。
 推奨穴馬はシャドウバンガード。各上挑戦だが、この相手なら。

 ステイヤーズSはアルゼンチン共和国杯の再戦といった様相。本命は別路線組から◎ユニバーサルバンク

 阪神メインはゴールデンブライドルT。
「WSJSにこんなレースあったかな…、そもそもブライドルって何やねん?」
と思ったので調べてみた。
 まずブライドルとは「頭絡・ハミ・手綱などを総称する英語」のことだそうだ(JRA特別レース名解説)。以前にあったゴールデンスパー(拍車)Tがなくなって、ブライドルTになった。拍車の使用が禁止されたことが理由らしいが、そもそも拍車って何やねん…。これは、来年までの宿題にしておきたい。
 前置きが長くなったが、本命は◎アメリカンウィナー。鞍上はイギリスのベテラン、ヒューズ騎手。WSJSは初出場だ。どんな騎乗を見せてくれるのか楽しみにしたい。

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2013年11月28日木曜日

書評 伊坂幸太郎『アヒルと鴨のコインロッカー』(創元推理文庫)

 何を書いてもネタバレになりそうで、書評を書くのを躊躇していたのだが、ある事実を知り、書くことにした。

 映像化不可能。小説の醍醐味を堪能した。

 二つの話が並行して進んでいく。
 一つは「現在」。大学に入学するために一人暮らしを始めた「僕」の話だ。「僕」は引っ越し先のアパートで、河崎という隣人から書店を襲うこと(書店強盗)を持ちかけられる。
「そんな馬鹿な…」
と思いつつ、なぜか参加してしまう僕。
 もう一つはその「二年前」の話。河崎のモトカノである「わたし」と、そのイマカレのドルジ、そして河崎。この3人の物語だ。
 この「現在」と「二年前」を行ったり来たりしつつ、ストーリーは進んでいく。そして二つの話が交わるとき、すべてが明らかになる。

 という、ミステリーにありがちなパターンの構成なのだが、ありがちなのは構成だけである。アッと驚く大逆転で、話はストンと落ちる。お見事としか言いようがない。
 また至る所に伏線が張ってあり、ラストにはそれが見事に回収されるところも気持ちがよい。読み終えて
「なるほどねぇ」
と唸ってしまった。感心のあまり、読後に唸ってしまう本も珍しい。

 で、急に書評を書こうと思った理由。それは、冒頭の
「映像化不可能。小説の醍醐味を堪能した」
にある。映像化不可能のトリックがこの小説のキモなのだ。
 だがしかし、何と、本書は映画化されているというではないか…。マジっすか。いったいどうやって映画にしたのだろうか、気になって仕方がない。
 映画を見たら、報告したい。

 追記:映画見ました。



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2013年11月27日水曜日

書評 森見登美彦『有頂天家族』(幻冬舎文庫)

 京都好きは必読。人間界で暮らす狸一家のハチャメチャ、ほんわかストーリー。

 古来、桓武天皇の時代から、京都には狸と天狗がおり、人間に混じって生活しているのだという。そのうち、下鴨の糺の森に暮らす狸一家の物語だ。
 主人公は下鴨矢三郎という狸。亡き父の残した四兄弟の三男坊である。そこに、個性豊かな天狗や人間が絡み合い、チャンチャンバラバラの大活劇を繰り広げる。
 下鴨一家の師匠である赤玉先生は、かつての大天狗の面影もなく、プライドばかり高い偏屈な天狗となっている。その赤玉先生にさらわれて、人間から天狗に育てられたのが、弁天という超絶妖艶天狗。このクールなエロティックさには、私もKOされた(おいおい)。さらに、下鴨家のライバルである夷川家が、京都の狸界を牛耳ろうと策を巡らす。
 これらの主要登場人物(狸?)が、みなキャラが立っている。マジメな狸もいれば、阿呆な狸、腹黒い狸もいる。でも、よく考えてみれば、これって人間界も同じかも?…

 弱い立場の者たちが、強者からの圧力など意に介さず、生きたいように生き、大暴れするという構図が、夏目漱石の『坊ちゃん』を連想させた。「狸」という言葉がそうさせたのかもしれない。

 森見氏は京大農学部出身の小説家ということは知っていたのだが、初めて著書を読んでそれも納得。京都のちょっと隠れた魅力が伝わってくる作品だった。外部から京都を見る、ガイドブック的視点では作れない作風だろう。長年、実際に京都に接してきたからこそ書ける、ディープな京都を垣間見させてくれる。またそれが
「これが本当の京都なんどす」
と、押しつけがましく語られるわけではない。東華菜館や出町柳商店街など、京都に暮らす人には「!」と来る場所が絶妙のタイミングで登場するのがニクい。
 京都好きの人はもちろんだが、京都に住む人にもぜひ読んでもらいたい。

 ちなみに私の上司は、大学入学時に東北地方から京都に出てきて以来、40年以上京都で生活している。その上司が
「森見登美彦はええぞ~。お前らも読め」
と、飲む度に勧めてくるワケがよく分かった。



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2013年11月24日日曜日

予想の回顧 ジャパンカップ、京阪杯 2013

 今週はジャパンカップ。
 ◎ジェンティルドンナは好発を切り、3、4番手でガッチリ押さえ込む。直線では内を突き、残り200 m手前で先頭に立つ。「ちょっと早いか」とも思ったが、そのまま押し切って見事に1着。完勝だった。
 対抗○エイシンフラッシュは、何とハナを切った。おそらく予定外だったのではないだろうか。これではタメが効かず、10着に惨敗。
 頑張ったのが推奨穴馬のトーセンジョーダンジェンティルドンナと同じような位置取りでレースを進め、直線では2頭で抜け出してジェンティルドンナに食い下がる。馬連を押さえていた私は、当然
「そのまま~」
トーセンジョーダンに声援を送ったのだが、最後はデニムアンドルビーが飛んできて3着に惜敗。馬券は外れた。デニムアンドルビーの末脚には驚いた。秋華賞→女王杯→JCの過密ローテーションで馬体重も減。まったく馬券対象外だった。

 土曜は京都で京阪杯。
 ◎ラトルスネークは懸案のスタートを無難に出たが、1200 mではついて行けず、後方から。4コーナーでは外を回して最速の上がりで追い込んできたが、5着まで。前に行った3頭がそのまま1~3着を占める展開では厳しかった。流れが向けば1200 mにも対応できそうだが、1400 mのほうがベターか。
 勝ったのは推奨穴馬のアースソニック。昇級初戦とはいえ、春はオープンで善戦していた馬。7番人気は美味しかった。

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2013年11月23日土曜日

2013 ジャパンカップ オレの予想を聞いてくれよ

 今週はジャパンカップ。JRAで最も賞金の高いレースである。ご存じの通り海外の馬を招待するレースなのだが、今年の海外からの参戦はたったの3頭。しかも、かなり小粒なメンバーである。
 これを受けて「もう招待する意味なんかないんじゃねーの?」とう意見がチラホラ見られるが、それは極論だろう。今年のメンバーは確かにトホホだが、昨年、一昨年はその年の凱旋門賞馬が参戦しているし、ここ数年はそれなりのビッグネームが来日していた。今年だけを見て判断するのは早計だと思う。

 さて、今年のレース。今年は外国馬は無視してよいだろう。対する日本馬も、3強を除けば手薄なメンバーである。下馬評通り、3強の争いになると見た。
 3強の中から、本命は◎ジェンティルドンナ。今年は調子が悪いような印象があるが、ドバイで2着、宝塚記念3着、天皇賞・秋2着なのだから、ちゃんと結果を残している。叩き2走目で上積みも見込めるここは、人気に応えてくれるだろう。
 相手をどうするか。3強の残り2頭に流してもよいのだが、それでは芸がない。どちらかに絞りたい。対抗は○エイシンフラッシュ。ダービーを制しているが、本質的には1800~2000 m向きの馬なので、2400 mがどうか。実際、昨年のこのレースでは、いい感じで追い出されたが、ガス欠のような形で9着に敗れている。距離は心配だが、このメンバーなら。
 3強の残り1頭のゴールドシップは、時計勝負は向かないという理由で評価を下げる。ただ、この馬とはこのところ馬券の相性が悪く、私が本命に推せば沈むし(天皇賞・春、京都大賞典)、蹴飛ばせば勝つ(有馬記念、宝塚記念)。とすれば、今回は来てしまうのか…。
 馬券はジェンティルドンナ-エイシンフラッシュの馬連でガッツリ勝負。
 しいて挙げるなら、推奨穴馬はトーセンジョーダン。叩き3走目でガラリ一変して、一昨年の状態に戻れば怖い。

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2013年11月22日金曜日

2013 京阪杯 オレの予想を聞いてくれよ

 今週で京都・東京開催は終了。来週からの阪神・中山開催で今年も終わりである。早いものだ(毎週「早いものだ」と書いている気がする)。

 今年の京都最後の重賞は京阪杯。京阪とは京阪電鉄のことだ。京都競馬場の最寄り駅が京阪の淀駅なので、重賞となっているのだろう。この淀駅、いまは高架になって競馬場に隣接しているが、その前はもう少し離れたところにあった。競馬場と駅を結ぶ道には炉端焼きやお好み焼きなど、いい匂いを発する店が軒を連ねていたものだ。
 駅の移動の話は大昔からあったのだが、それらの店の反対で、なかなか実現しなかったと聞いた。駅の移動が終わったいま、それらの店はおそらく商売をたたみ、その代わりに、競馬場内に入った全国チェーンの飲食店が競馬ファンの胃袋を満たしているのだろう。寂しいことだ(自分は何も貢献していないのに勝手な話だが)。

 このレース、2006年に1200 mとなってから7回目を迎える。ようやく、1200 mと聞いても「?」と思わなくなってきた。
 本命は◎ラトルスネーク。前走のスワンSでも本命に推したのだが、出遅れたうえにスローペースになり、出番はなかった。今週は最終週だし、差しも決まるだろう。前走の鬱憤を晴らしてほしい。
 推奨穴馬はアースソニックアドマイヤセプター

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2013年11月21日木曜日

書評 藤原正彦・小川洋子『世にも美しい数学入門』(ちくまプリマー新書)

 理系の極致である数学者の感性と、文系の極致である作家の感性が、こんなに似通っているとは。

 数学者である藤原正彦氏(本書を刊行した半年後に『国家の品格』で大ブレイクした)と、『博士の愛した数式』で著名な作家の小川洋子氏が、数学をテーマに対談したものをまとめた一冊。
 数学者と作家。厳密な論理でガチガチの数学の世界と、虚構の物語を紡いでいく小説の世界。一見、真逆の世界に見えるが、本書を読むとそうではないことが分かる。数学者と作家は、同じ感性を持っており、根本的には同じ人種なのではないかと思えてくる。

 その共通の感性とは、タイトルにもあるとおり「美」に対するものだ。本書は「数学入門」なので、おもに数学的な美について語られる。
 たとえば三角形の内角の和。三角形の内角の和は、必ず180°になる。これを藤原氏も小川氏も「美しい」と感じ、その美しさについて、あれやこれやと話を重ねていく。藤原氏の表現を借りると

百万年前も現在も、そして百万年後もそう(評者注:三角形の内角の和は180°)だと。地球が爆発してなくなってもそうなんです。こんな真理は、ほかにこの世の中にないんですよ。どんなことだって、その場限り、せいぜい時代の産物ですよね。こういう永遠の真理っていうのは数学以外には存在しませんから、そういう美しさがあるわけですね。どうもがいても180°ということから逃れられないんですね」

という具合だ。他にもさまざまな数学的美の例が出てきて、二人で
「すごいよね~」
「美しいですね~」
と語り合う。この二人が「美しい」と感じる感性が、驚くほど似ているのだ。

 本書を読むと、その会話の場に、自分もいたような気になり
「いやぁ、数学って本当にいいもんですね~(水野晴郎風)」
と、隣の人に語りかけたくなってしまう、
 ただし本書は、至るところに『博士の愛した数式』のネタバレが出てくるので、まずは小説を読んでからこちらを読むことを強くお薦めする。

 以下は、本書とはあまり関係ない、私の個人的な考えである。
 私が数学的美を感じるのは幾何だ。混沌としている問題が、補助線を一本引くことにより、一瞬にして明らかになる。このドラスティックな展開とパズル的な要素に美しさや楽しさを感じる。
 一方で私は、数学が絶対的な真理だとはなかなか信じられない。藤原氏は、宇宙のどこへ行っても1+1は2であり、数学は絶対的真理なのだという。
 本当にそうなのだろうか。私は、宇宙の果てには、1+1は2ではない世界があり、地球とは違う公理体系が存在するような気がしている。宇宙はそんなに狭くないと思うのだ。もしくは、この宇宙では1+1は2でも、違う宇宙に行けば(宇宙は一つではないという説が最近では有力らしい)1+1は2ではないのではないか。そんな風に考えている。

「もしそういう世界があるとして、そういう世界の生物と出会ったとしたら、分かりあえる方法があるのだろうか。なさそうやなあ…」
なんてことを、幼少の頃に考えていたのを思い出した。
 みなさんの意見はどうだろう。宇宙の果てまで行っても、別の宇宙へ行っても、1+1は2なのだろうか。



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2013年11月19日火曜日

書評 吉成真由美『知の逆転』(NHK出版新書)

 1000円以下でこんなビッグネームのインタビュー集が読めるのは日本だけではないだろうか。

 現代の世界的知識人の大御所6人にインタビューし、そのやりとりをまとめた一冊。その6人とは

ジャレド・ダイアモンド
ノーム・チョムスキー
オリバー・サックス
マービン・ミンスキー
トム・レイトン
ジェームズ・ワトソン

という「これでもかっ」という顔ぶれ。内容もさることながら、まずはこれだけのビッグネームを揃えたことに驚く。
 この6人のうち、本書に生年の書いていないトム・レイトンを除く5人は、1920~30年代の生まれ。年齢的にも、大御所と呼ぶにふさわしいメンツである。本書を読む限り、みんな頭脳はまだまだ明晰だ。少し前に
「行動や考えを自由に選択できるということが、長寿命につながる」
という本があったが、まさにその生き証人といえよう。みんな、とにかく発想や行動が自由なのだ。

 各人の専門分野は、歴史、言語、脳科学、人工知能、数学(IT)、分子生物学と、てんでバラバラである。しかし、多くの点で意見が一致しているところが、とても興味深い。たとえばインターネット。インタビュアーの吉成氏は
「インターネットが人のつながりを変えて世界を変える」
的な答えを期待しているフシがあるのだが、返ってくる答えは意外にそっけない。
「たしかに便利だし、人のつながりも変化するのだろうけれど、本質的なことではない」
という感じの反応なのだ。インターネットはあくまでもツール(手段)であるということなのだろう。
 もう一つの例は宗教。(おそらく)6人とも無宗教なのだ。
「へえ、それが?」
と思ってはいけない。彼らは欧米人なのだ。日本人のように、初詣に行ったり、クリスマスを楽しんだりしつつ「宗教は信じていません」などという、ヤワな立場ではないのである。科学は宗教に取って代われるものではないし、多くの人々にとって宗教は必要であるとしつつも、自らは無宗教であるという意見が多いのだ。彼らの年齢も考えると、驚くべき一致である。
 もう一つ、「がんは近々克服できる」という見解が複数見られたことにも驚いた。
 もちろん、意見が異なることもいろいろあるのだが、それは本書を読んで、各人の見解の違いを楽しんでもらいたい。

 最後に、インタビュアーであり、本書をまとめた吉成氏について触れておきたい。
 本書の端々から、吉成氏の博識ぶりとバイタリティがにじみ出てくる。吉成氏のことは本書で初めて知ったのだが、おそらく相当な勉強家で、キレる人なのだろう。吉成氏なくしては、本書の成功はなかったのだと思う。
 ただ、その溢れる情熱が、大御所たちの見解を読者に伝える際のフィルターになっている気がしないでもない。もちろんインタビュー集なのだから、われわれ読者は聞き手を通して情報を得るのであり、やむを得ない部分もある。しかし、吉成氏の色が少し濃く出過ぎているようにも感じてしまう(吉成氏の才気煥発ぶりへの嫉妬もあるのかなあ)。
 そうか。吉成氏も含めた、7名の知識人のコラボレーションと思って読めばよいのだ。



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2013年11月17日日曜日

予想の回顧 マイルCS、福島記念、東スポ杯2歳S 2013

 今週はマイルCS。
 本命は◎クラレント。好発を切り、逃げる馬を見る位置に収まる。ペースは予想通りスロー。持ったままで4コーナーを回り、先頭に並びかける。
「これは、圧勝もあるかも」
と「取らぬ狸の何とやら」をしていたら、直線ではまったく伸びを欠き、11着に惨敗。これ以上ない展開だったと思うのだが、どうしたのだろうか。やはり、サウスポーということなのかもしれない。
 勝ったのはトーセンラー。前残りの展開の中、後方から矢のように伸びて差しきった。マイルの距離がよかったのだろう。「なぜいままでこの距離を使わなかったのか」と思わせる強さだった。
 鞍上の武豊騎手がGI 100勝を達成。めでたいことだ。次は、JRAのみでのGI 100勝が目標となるのだろうか。

 福島では福島記念。
 ◎ラブイズブーシェは中団のやや後ろを追走。もう少し前につけると思っていたので、少し不安がよぎる。3コーナー辺りから内を突いて徐々にポジションを上げ、4コーナーでは内を狙う。直線では馬群を縫うようにして伸びてきたが、1、2着馬には切れ負けして3着争い。馬券はワイドを買っていたので、3着と4着ではえらい違いだ。
「差せ~。いや、そのまま~」
と、大混乱の接戦。テレビの映像では、最後にディサイファにかわされたように見えたのだが、ハナ差でしのいでくれた。お馬さんも古川騎手もよく頑張ってくれました。お陰様で1-3着と2-3着のワイドをとった。

 土曜は東京で東スポ杯2歳S。
 ◎イスラボニータは3番手のインを進む。直線で最内を突いたところを、外からプレイアンドリアルが襲いかかってくる。ズルズルと後退しそうな雰囲気だったが、素晴らしい勝負根性を見せて差しかえして、見事にレコードで優勝。うまく乗られたにしても、強かった。血統的にも、ダービーよりも皐月賞向きの印象。
 しかし馬券はプレイアンドリアルを押さえておらず、ハズレ。この日は福島のメインも、本命が1着なのに2着を押さえておらず、2レース連続のヒモ抜けとなってしまった。精神的ダメージの大きいハズレ方だった。

 今週は、修学院Sも含めると4戦1勝だったが、新馬戦でそこそこついた単勝を当てたお陰で、ほぼトントン(少しマイナス)の結果に収まった。

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2013年11月16日土曜日

2013 マイルCS、福島記念 オレの予想を聞いてくれよ

 京都の日曜メインはマイルCS。かつては最も堅いGIとも言われ、創設以来10年以上連続で1番人気が連対していた。そして、それが初めて途切れたのが、16番人気のメイショウテゾロが2着に突っ込んできたときだ。これには驚いたが、さらに驚いたのが、この馬に◎を打っていた予想記者がいたこと。報知新聞の和田記者が名を上げたレースだった。

 レースにいってみたい。
 これといった軸がおらず、混戦模様。その中から本命は◎クラレント。前走は天皇賞・秋の1、3着馬に続く3着で、距離短縮もよい。サウスポーのイメージがあるが、京都は2歳時とはいえ重賞勝ちがあるし、心配なかろう。前につけての抜け出しを期待したい。
 推奨穴馬は、いろいろいて目移りするが、牝馬2頭を挙げたい。一頭目はドナウブルー。昨年の3着馬の人気がない。もう一頭はレッドオーヴァル。桜花賞の豪脚が忘れられない。

 福島記念は思い切って◎ラブイズブーシェ。今年に入ってからの充実ぶりは目を見張るものがある。小回りも向きそう。

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2013年11月15日金曜日

2013 東京スポーツ杯、修学院S オレの予想を聞いてくれよ

 11月も半ばになり、急に冷え込んできた。風邪を引かないように気をつけよう。財布だけでも暖かくしたいところだ。

 そんな土曜の東京メインは東京スポーツ杯。新聞の名前が重賞のレース名になっているパターンだ。夕刊紙では、フジやゲンダイを差しおいて、東スポだけがレース名に抜擢されていて、しかも重賞。大スポや九スポも、重賞でこそないものの、レース名になっている。JRAとこの系列の新聞は仲がよいようだ。
 東京1800 mといういかにもクラシックに結びつきそうなコースだが、かつては出世馬がほとんど出なかった。ところがここ数年はその流れが逆転し、大出世レースとなり、一昨年はついにダービー馬を輩出した。今年はそれに続く馬が出るだろうか。

 レースにいってみたい。
 1勝馬も多く、難しい。本命は◎イスラボニータ。数少ない2勝馬で、重賞2着の実績もある。今年の新潟2歳Sはかなりハイレベルだった可能性が高く、そこでの2着はおおいに評価したい。好枠も引いたし、期待に応えてほしい。

 推奨穴馬はワンアンドオンリー。オープン特別2着があるわりには人気がない。あと、1戦1勝の馬はすべて押さえておきたい。

 京都のメインは修学院ステークス。私は京都にいながら修学院離宮を訪ねたことがないが、よいところらしい。一度行ってみたいものだ。ちなみに、参観は無料だが、事前予約が必要である。
 レースの本命は◎インパラトール。前走の菊花賞は歯が立たなかったが、準オープンなら。

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2013年11月13日水曜日

子どもたちの七五三:娘7歳、息子3歳

 わが家には二人の子どもがいる。上のお姉ちゃんは数えで7歳(年長さん)、下の弟くんは満3歳(年少の一つ下)だ。というわけで、二人まとめて七五三をやってしまうことにした。
 息子は本来なら昨年が七五三なのだが、満2歳の子どもに着物を着せたり神社に連れていったりするのはたいへんなので、今年に回した。娘のときも、満3歳のときに七五三をした。

 娘は、3歳のときにも着た着物で今回も済まそうと思っていたのだが、写真屋さんのオバチャンに見せると
「こりゃ着られまへん」
とアッサリ却下。丈はともかく、前が合わせられないのだという。仕方なく、レンタルすることにした。
 一方、息子は私が3歳のときに着た羽織を、おばあちゃん(私の母)が出してきてくれた。桔梗の家紋つきである。偶然だが、写真屋さんのオッチャンの家紋も桔梗とのこと。私と同じく、家のルーツは山陰地方だそうだ。山陰地方では桔梗が定番なのだろうか。

 まずは写真屋さんで着付けをしてもらい、写真撮影。近所にある個人経営の写真屋さんで、値段は少し高いのかもしれないが、対応がフレキシブルなのがよい。またプリントした写真の他に、「スナップ」として写真のデータを何枚かくれるサービスがありがたい。
 こちらは私のデジカメで撮った写真。あら、可愛らしい(←親バカ)。



 続いて神社に移動して祈祷してもらった。こちらも近所の神社である。京都まで出れば有名な神社はいくらでもあるが、慣れない着物で移動するのはたいへんだ。それに、地元の経済に少しでも貢献するのも悪くないだろう(地産地消?)。


 二人とも、グズったりせず、上手にできました。このまま、仲良く育っていってください。

 娘は、今回で七五三は卒業だ。本人はそのことを知らず
「え、もうないの?」
とガッカリしていた(笑)。でも、楽しいイベントはこれからもいくつもあるし、楽しみにしてくだされ。
 私は、こういうイベントは子どもの頃からあまり好きではなかったのだが、女の子は違うのかなあ。

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2013年11月10日日曜日

予想の回顧 エリザベス女王杯、武蔵野S、ファンタジーS、京王杯2歳S、京都ジャンプS 2013

 日曜は京都でエリザベス女王杯。
 ◎ヴィルシーナは好スタートを切ったが、下げて中団へ。目の前にメイショウマンボがいる。3コーナーから徐々にウチ目を上がっていくが、4コーナーでメイショウマンボにフタをされて窮屈になった。その後は前も開いたのだが、大して伸びず10着。揉まれたのが応えたにしても、不甲斐なかった。距離なのか馬場なのか。
 勝ったのはヴィルシーナの外を抜けていったメイショウマンボ。秋華賞時よりもデキが落ちているように見えたし、事実そうだったと思うのだが、古馬をねじ伏せた。年度代表馬もあるかもしれない。

 東京では武蔵野S。
 ◎ベルシャザールは直線入り口で行き場を失うが、前が開くと抜群のキレを見せて完勝。強かった。JCDが楽しみだ。
 2着のアドマイヤロイヤルを押さえており、馬連を取った。

 土曜の京都メインはファンタジーS。
 ◎エルノルテは懸念されたスタートを無難に決め、中団の後ろから。しかし直線ではほとんど伸びず9着。確かに少し窮屈になる場面もあったし、逃げた馬が残る展開では厳しかっただろうが、物足りない内容だった。

 東京では京王杯2歳S。
 ◎トーセンシルエットは、第一集団から少し離れた5番手の位置をキープ。いい位置取りだったのだが、直線はジリジリとしか伸びず5着。

 京都ジャンプSは◎デンコウオクトパスが逃げて快勝したが、単勝140円。

 今週は5戦2勝だが、取った二つとも断然人気の馬。他のレースもチョロチョロで、トータルの収支もマイナスだった。
 しかしハズれるよりは当たるほうがよいと、前向きに捉えたい。

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2013年11月9日土曜日

2013 エリザベス女王杯、武蔵野S オレの予想を聞いてくれよ

 京都の日曜メインはエリザベス女王杯。その昔、イギリスのエリザベス女王が来日したときに、それを記念して作られたレースだ。今年、女王のひ孫にあたる男の子が生まれ、ジョージと名付けられた。
 ジョージつながりでいうと、JRAには以前、ミルジョージという種牡馬がいた。ダート専門の種牡馬というイメージだったのだが、調べてみるとイナリワンやオサイチジョージの父とのこと。懐かしい。サイン馬券が好きな方は、ミルジョージの血の入った馬を探してみてはいかがだろうか。

 さて今年のレース。例年通り、3歳vs古馬という図式。
 本命は◎ヴィルシーナ。今年の3歳牝馬のレベルに疑問というよりも、4歳牝馬のレベルが高いという見立て。その世代で、ジェンティルドンナに次ぐナンバー2の位置ににいるこの馬を狙う。前走はあくまでも叩き台。そこへ持ってきて、ハナを切るという予想外の展開。予定通りの一変を期待したい。
 推奨穴馬はオールザットジャズ。この馬も前走は叩き台。鞍上も怖い。

 武蔵野Sは◎ベルシャザール。底を見せずにJCDへ進んでほしい。

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2013年11月8日金曜日

2013 ファンタジーS、京王杯2歳S、京都ジャンプS オレの予想を聞いてくれよ

 今年もあと2ヶ月を切り、会社や家庭では年末の予定が話題になりはじめた。早いなあ。競馬界もキズナが有馬記念参戦を決めるなど、年末モードに入りつつある。

 そんな土曜の京都メインはファンタジーS、東京メインは京王杯2歳S。片方は牝馬限定戦とはいえ、同じ日に同じ距離の2歳重賞をしなくてもいいのでは…と思うのは私だけだろうか。
 そのファンタジーSはジュベナイルフィリーズのメイン前哨戦なのだが、本番との結びつきはそれほど強くない。京都の1400 mと阪神の1600 mでは要求される能力が違うのだろう。今年はそれを乗り越える馬が出るだろうか。

 本命は◎エルノルテ。前走は休み明けで内に刺さってしまい、追い出しが遅れた。それでも最後は脚を見せて0.2秒差の4着まで差してきた。その前走は内回りで、今回は外回り。逆転があると見た。気の悪いところを見せなければ。この時期の2歳戦、何が来てもおかしくないので、手広く流す。
 推奨穴馬はモズハツコイ。初戦で◎と接戦を演じた馬だ。

 京王杯2歳Sはどこからでも狙えそう。本命は◎トーセンシルエット。前走は泥んこ馬場で距離も長かった。東京1400 mで見直す。

 京都ジャンプSは、人気しそうだが本命は◎デンコウオクトパス。前走は長期休養明けで61 kgを背負っていたが、1.2秒差5着と格好をつけた。叩き2走目で実力発揮。

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2013年11月7日木曜日

息子よ、スマンかった

 ウチには6歳の娘と3歳の息子がいる。二人とも、規則正しい生活を送っている健康優良児だ。だから土曜も日曜も、7時過ぎ頃には目を覚ます。
 一方、両親は毎晩夜更かしして酒宴を繰り広げているため、寝不足である。不健康ダメ親だ。だから土曜と日曜は、なるべく寝かせてもらいたい。

 よって、子どもたちがテレビの操作を覚えたのをよいことに、土曜と日曜は、子どもたちが先に起きてテレビを見るという生活パターンが定着している。
「いかんなあ」
と思いつつ惰眠をむさぼるダメ親なのだった。

 そして、この前の日曜日(2013年11月3日)。息子が一番に起きて、テレビを見に行った。7時半は過ぎていたので、もうキョウリュウジャーは始まっているはずだ。娘は珍しく、まだグーグー寝ている。私は
「楽になったもんだ」
とダメ親っぷりを発揮して、二度寝した。

 すると、8時過ぎ頃に、息子が母親のところへ戻ってきた。何だろうと思っていると
「6チャンネルでいいんやんな」
と聞く(わが家は関西です)。
「そうやで、6チャンネルやで(そんなことで起こすなよ)」
と、テレビのところへ行くと…映っているのは、何と駅伝。確かに6チャンネルだ。この日は駅伝中継のため、獣電戦隊キョウリュウジャーと仮面ライダーガイムはお休みだったらしい。知らなんだ…。

 息子は30分以上、薄暗い部屋(カーテンを閉めていた)で
「いつキョウリュウジャーが始まるのかなあ」
と、ジーッと駅伝を見続けていたらしい。
 息子よ、すみませんでした。起こされても怒らないから、今度はお父さんを呼んでください。

 あとで息子に聞くと、驚いたことに、駅伝は駅伝でけっこう面白かったらしい。好みがシブいですな。

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娘が6歳になりました

 先日、娘が誕生日を迎え、6歳になった。来年から小学生とは…早いものだ。

 保育所では、給食が遅かったのも早くなり、行事にも張り切って参加する扱いやすい子なのだそうだ。
 家でも、ケンカは絶えないが優しいお姉ちゃんで、弟(3歳)と仲がいい。私も2歳下の弟がいたが、こんなに仲良くなかったなあ。私にとって弟は子分や家来のようなものだったが、娘と息子にはそこまでの上下関係がない。娘(お姉ちゃん)の人徳のなせる業だろう。
 あまりにもいい子ちゃん過ぎるのがちょっと心配だが、これも贅沢な悩みだ。そろそろ親離れも始まるだろうし、小学校の友達関係など面倒なことも出てくるだろう。それまでの、束の間の悩みの少ない時期なのかもしれない。

 将来の夢は、ケーキ職人になって世界一美味しいケーキを作り、いまの家の近くに店を開いて、お父さんやお母さんに毎日買いに来てもらうことなのだそうだ。涙が出ますなあ。
 写真は、誕生日のお祝いの乾杯のシーン。娘の希望で近所の焼き肉屋さんに行った。

娘、誕生日、6歳、乾杯

 これからも、素直で優しい人に育っていってください。お父さんも、口うるさくしすぎないように気をつけます。

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2013年11月6日水曜日

書評 阿川佐和子『聞く力 心をひらく35のヒント』(文春新書)

  ご存じ、2012年のベストセラー。永遠のお姉さん(?)であるアガワ氏が、相手の話を引き出すための極意をまとめた本。なるほど参考になった。

 アガワ氏は週刊文春で対談の連載を持っており、橋本元総理の夫人、大相撲の若貴兄弟、元メジャーリーガーの松井秀喜氏、映画監督の是枝氏、落語家の笑福亭鶴瓶などなど、各界の著名人にインタビューをしている。そうそうたるメンツを相手に対談をこなしてきた実体験を元に語られるのだから、臨場感がある。

 一つ一つの極意はとても分かりやすく書かれており、それが35に分けられている。しかし、アガワ流極意は一方向には収まらない。たとえば
「相手の話をじっくり聞くことが大事」
と書いたあとで
「でも、聞いてばかりではダメ」
などと書いてあったりする(書いてあることに矛盾があるわけではない)。
 このように体得が難しいアガワ流だが、その根底にあるのは
「自分の話をしたくない人などいない」
ということだろう。語り手に興味のあることを気持ちよく語ってもらうための「あれやこれや」がアガワ流にまとめられている。

 もちろん、日々の仕事や生活にも応用できる話があちこちに書かれている。私も仕事柄、相手の話を引き出して情報を得なければならない場面が多いので、おおいに参考になった。
 しかし勘違いしてはいけないのは、聞き手が興味を持たなければ、何も始まらないということだ。
「あなたの話が聞きたいのです」
という思いがなければ、話は引き出せない。当たり前だが、大事なことである。



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2013年11月3日日曜日

予想の回顧 みやこS、アルゼンチン共和国杯 2013

 京都のメインはみやこS。
 ◎ローマンレジェンドはレース直前に1番人気に上がった。レースでは、縦長の展開の4、5番手を進む。いい位置取りに見えた。直線の入り口でブライトラインに並びかけるが、かわせそうでかわせない。最後はインカンテーションにも差されて3着。休み明けで59 kgの分だろうが、それを承知で馬券を買ったので、何とかしてほしかった。

 東京ではアルゼンチン共和国杯。
 ◎ルルーシュは先団のインを手応えよく追走。直線で前の馬の間を割って抜け出す。
「よし、相手は?」
そこへ、さらにインから伸びてきたのがアスカクリチャン。馬券は押さえている。
「よしやった。そのままっ」
と取らぬ狸の皮算用をしていたら、外からアドマイヤラクティが差してきた。
「や~め~て~」
という声も虚しく、ゴール前できっちり差されて3着。馬券もハズれた。

 今週は2戦2敗。他のレースもイマイチで、トータルの収支もマイナス。GI同様、馬券もひと休みということで、来週から巻き返したい。

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2013年11月2日土曜日

2013 みやこS、アルゼンチン共和国杯 オレの予想を聞いてくれよ

 金曜まで出張だったため、土曜の予想はアップできなかった。
 出張の行き先は北海道で、仕事とは関係ないのだが白老町を車で通った。そう、馬産が盛んな町である。高速道路から、広い牧場に馬がポツポツといるのが見えた。一頭あたり、どれくらいの面積があてられているのだろうか。少なくとも、私に割り当てられた面積の数百倍であろう。ちょっとうらやましい。

 そんな日曜の京都メインはみやこS。JCDの前哨戦として新たに作られた重賞で、今回が4回目。過去3回の優勝馬はいずれもGI馬で、2、3着馬からもGI馬が出ている。かなりレベルの高いレースといえるだろう。
 本命は◎ローマンレジェンド。昨年このレースを制したときは
「いったいどこまで強いのだろう」
と思わせたが、その後、やや物足りないレースが続いている。しかし、休み明けは得意だし、京都のダートでは負け知らず。ここを制して、再びダート王を目指してもらいたい。

 堅く収まりそうだが、強いて推奨穴馬を挙げるならグランドシチー。絞れた前走が好内容だった。

 アルゼンチン共和国杯は◎ルルーシュ。ハンデ頭だが、57.5 kg止まりなら。

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【読書メモ】東野圭吾『あなたが誰かを殺した』(講談社)

 加賀刑事シリーズ、最新第12作。娘が学校の図書館で借りてきてくれたので、文庫化前に読むことができた。  このところ、加賀の人生に絡んだ話が多かったが、シリーズの原点回帰。加賀は探偵役に徹して事件を推理する。いかにもミステリーなミステリー小説だ。  別荘地で起きた連続殺人事...